MLBの日記

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タナカタイム

 

 前日の会見での田中は、いつになく柔和な表情で、穏やかに見えた。最初から飛ばす気はないと、気負う様子は一切なかった。

 

田中、プライスの投げ合い。双方とも、今季このカードは上手くいっていない。

両ベンチ早めの継投も念頭に置いているはずの試合。

 

初回、いきなり相性の良さを見せたのは、今シリーズ絶好調のジャッジだ。

三戦三連発。445フィート(約135.6メートル)の特大の一発。

 

 

 一方、田中の初回、対戦成績が悪い1,2,3番と、ただでさえ難しい立ち上がりが、Rソックス戦は激難しい。 

チームの打線成績、打率.268、得点876、安打数1509、打点829、は30球団中トップ。その中でも、ムーキー・ベッツがポイントになると思う。

 

1番ベッツへの2球目、インハイにフォーシーム、打ち込まれた前回対戦にはなかった球。(右打者のインコース入る)スプリットで詰まらせて、レフトフライに打ち取った。明らかに配球を変えていた。

二回り目、3B・1Sのカウント負けの場面で、抜け気味高めのスライダーで内野フライ、打ち損じだが、ベッツの頭になかったコース高さだ。

三回り目こそ良い当たりをされるが、これもセンターフライと、一番キーになると思われたベッツに仕事をさせなかった。

 

  

会見の通り一切飛ばさず、最大球速は92マイル(約148.1キロ)、間違えないように丁寧に、超がつく大舞台に驚くほどの落ち着きを見せていた。

5回3安打1失点、78球。ポストシーズンでは通算5試合でヤンキース史上最高、メジャー歴代5位の防御率1.50。

本当に本当に凄い。サイ・ヤング投手でも勝つのが難しいポストシーズンだ。重圧がかかればかかるほどに、これだけ力を発揮するスポーツ選手はそうそうお目にかかれない。これは、千言万語を費やしても表現し得ない。

 

少ない球数で早めの降板、第5戦があれば、中4日で先発する可能性もある。

 

 

 

 まず、ディフェンスありき、ロマインとのバッテリーを切望していたが、こんなに打ってくれるとは思わなかった。

 サンチェスは予想がつかない。もう少し率が上がると尚いい。

 

 

 

順当に進む今季のポストシーズンで、初めて待ったをかけたヤンキース

フェンウェイで1勝1敗は上々だ。ホームで決めたい。

 

 

ポストシーズン男に期待。

 

 

 

 

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