MLBの日記

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ジョーリス・チャシーン

ミラー・パークでの2試合を1勝1敗とし、ドジャー・スタジアムに移したナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦。

ブリュワーズは先発のジョーリス・チャシーンが5回1/3を3安打無失点と試合を作ると、クネーベル、ソリア、ヘイダー、ジェフレスが無失点リレー。決戦の舞台を敵地へ移した初戦で幸先のいい完封勝利を収め、シリーズの対戦成績を2勝1敗とした。

 

チャシーンは2回、一死2・3塁のピンチを背負ったが、ヤスマニ・グランダルを空振り三振に抑え、エンリケ・ヘルナンデスを敬遠し、ビューラーを見逃し三振に仕留めて踏ん張る。4回には四球で出塁したマニー・マチャドが併殺崩しのスライディングで守備妨害を取られるなど、ドジャースのミスやマズいプレーにも救われ、6回途中まで無失点に抑える好投を見せた。

 チャシーンは今季、リーグ最多の35試合先発で自己最多の15勝を挙げ、チーム唯一の2桁勝利、防御率3.50・投球回192.2・WHIP1.16〚WHIP = (与四球 + 被安打) ÷ 投球回〛と申し分ないシーズンだったが、ポストシーズンも好調を維持している。

 

6回からマウンドに上がっていたコリー・クネーベルが7回のドジャースの攻撃を3者空振り三振に仕留めると、8回一死から登板したジョシュ・ヘイダーも打者2人をいずれも空振り三振に仕留める快投。4点リードの最終回はジェレミー・ジェフレスが2本のヒットと四球で一死満塁のピンチを招いたものの、グランダルを空振り三振、代打のブライアン・ドージャーを見逃し三振に仕留めて完封リレーを締めくくった。ドジャース打線はブリュワーズ投手陣の前に14三振。得点圏では10打数ノーヒットと完璧に封じられた。 

打ち気に逸るドジャース打線、高めの速球を見ることができない。クネーベルのボールが凄すぎた。

フライボール革命後、本当に高めの速球が増えました。

 

 

攻撃は1回、2番クリスチャン・イェリッチが四球で出塁すると、続く3番ライアン・ブラウン二塁打で、快速を飛ばして一気にホームイン。1点を先制した。

ビューラーから追加点を奪えずにいたが、6回表二死からトラビス・ショウがフェンス直撃の三塁打を放ち、ビューラーの暴投により生還。

ワイルドピッチではあるが、弾き過ぎ。元々ディフェンスに不安がある強打キャッチャーのグランダル、打てない現状では見る目は厳しくなる、特に短期決戦では。一旦休ませ、バーンズを選択したほうがいい。

 

 

続く7回表には一死からエリック・クラッツが二塁打を放ってチャンスを作り、オーランド・アルシアがライトスタンドへ2ラン本塁打を叩き込んでリードを4点に広げた。

日本ハムのオズワルドを兄に持つアルシア、今季レギュラーシーズンでは本塁打3本に終わっていたが、ポストシーズンで自身3本目にして2試合連続のアーチ。勝ち抜くうえで不可欠なラッキーボーイになりつつある。

 

ブリュワーズの良い所ばかりが目立ち、ドジャースは良い所なし、こうなる気持ちは分かるけど、

 

 見習いたいものです。超一流である理由の一つ。

 

 

 

 

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