ヘスス・アギラル
ブリュワーズ、ワールドシリーズ進出へ逆王手
— MLB Japan (@MLBJapan) October 20, 2018
明日、ドジャースVSブリュワーズの最終第7戦#本日の試合結果 pic.twitter.com/6JfeOrHxt2
ブリュワーズ本拠地ミラーパークに移しての第6戦。
3勝2敗でワールドシリーズ進出に王手をかけ、一気に決めたいドジャースの先発は、リュ・ヒョンジン。
ホームでの勝率.630と巻き返しに自信を見せるブリュワーズは、前の試合、ベリンジャーのみとの対戦で、記録の上では2試合連続の先発となるウェイド・マイリー。
初回、いきなりロバーツ監督の采配が当たる。1番打者に起用したデビッド・フリース
が右中間に本塁打を放った。
しかしその裏、ロレンゾ・ケインのショート内安打をきっかけに、猛攻が始まる。
3番ライアン・ブラウンが四球で、2死一・二塁の場面からヘスス・アギラル、マイク・ムスターカスの連続タイムリー二塁打。さらに、エリック・クラッツのライト前タイムリーで一挙4得点で逆転に成功。
お見事!難しいコースに逆らわない流し打ち。リュ・ヒョンジンを乱したアギラルの一打が勝因。
2回には、今ポストシーズンの打率が.143と低迷している2番クリスチャン・イエリッチ(今季首位打者・打率.326)、3番ライアン・ブラウンの連続右中間二塁打で1点を追加した。
目覚めたか?イエリッチ。
1-5のまま、5回、ブライアン・ドージャーが四球で出ると、フリースのセンターを破る二塁打で、三点差に詰め寄る。
このあとマイリーは、マックス・マンシーを四球で出し、4回1/3・2失点、最後は悔しい降板となった。
一方のリュ・ヒョンジンは3回5失点で降板した。
自慢のブルペンリレー
コーリー・クネイブル 。カタカナ表記が難しい
ジェレミー・ジェフレス。
コービン・バーンズが2イニングを完璧。
ジョシュ・ヘイダーを温存できたことが大きい。
7回、6番手で登板した前田健太は制球が定まらず、アギラルに粘られ、11球目に二塁打を浴びたことをきっかけに2死二・三塁とすると自らの暴投で失点した。
8回にもマウンドに上がったが、先頭のケインにセンター前ヒットを許したところで降板。このあと7番手のリッチ・ヒルが、2死一・三塁からアギラルにタイムリーヒットを打たれて7点目を許した。
前田は打者6人に2安打、1四球、2三振で2失点という内容だった。
試合はブリュワーズが11安打7得点で勝利。
勝利の立役者ヘスス・アギラル、190センチ、130キロの体躯を誇るベネズエラ出身の28歳は、ブリュワーズに移籍して二年目の今季ブレイクした。35本塁打・108打点の大活躍でオールスターにも選出。イエリッチとともにブリュワーズ躍進のキーマンだ。
すべて、上手に流し打ち。広角に打てるとは、来期は打率も上がりそう。
ブリュワーズは、らしい勝ち方でいい流れだ。加えて、イエリッチにいい当たりが出たこと、ヘイダーを温存できたこと、
マチャドがやりづらそうなこと。自業自得だけど。
何という感動と応援!エリック・クラッツが所属したことのあるチームのユニフォームを着た友人たちが、クラッツと温かい抱擁!https://t.co/1rZslS77Xp#NLCS#エピソード
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常に控え捕手として計7チームを渡り歩いてきた苦労人で、2002年のプロ入りから8年間をマイナー暮らし、さらに事実上の戦力外(DFA)を経験しながらも今季からブルワーズにトレードで加入したクラッツ。
「一度も諦めなかった。もし16年前に、今日ここにいられると知っていたならば、これまでの道のりを変えようとは思わない」
涙が出る。愛されるわけだ。応援せずにはいられない。
明日の試合で決まります!皆さんはどんな結果になると思いますか?#MLBpickone pic.twitter.com/HbSXb2xdic
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あすの第7戦、ブリュワーズがジョーリス・チャシーン、ドジャースはウォーカー・ビューラーが先発登板する予定。
キャリアの浅い24歳と若いビューラー、地区シリーズのブレーブス戦第3戦ではアクーニャJr.に満塁弾を浴びて5回5失点、ブリュワーズには7回4失点、と調子を落としているが、3度目の正直となるか。カーショウの登板もありそうだ。
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