MLBの日記

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ヘスス・アギラル

 

ブリュワーズ本拠地ミラーパークに移しての第6戦。

 

3勝2敗でワールドシリーズ進出に王手をかけ、一気に決めたいドジャースの先発は、リュ・ヒョンジン。

ホームでの勝率.630と巻き返しに自信を見せるブリュワーズは、前の試合、ベリンジャーのみとの対戦で、記録の上では2試合連続の先発となるウェイド・マイリー。

 

初回、いきなりロバーツ監督の采配が当たる。1番打者に起用したデビッド・フリース

が右中間に本塁打を放った。

 

しかしその裏、ロレンゾ・ケインのショート内安打をきっかけに、猛攻が始まる。

3番ライアン・ブラウンが四球で、2死一・二塁の場面からヘスス・アギラル、マイク・ムスターカスの連続タイムリ二塁打。さらに、エリック・クラッツのライト前タイムリーで一挙4得点で逆転に成功。

お見事!難しいコースに逆らわない流し打ち。リュ・ヒョンジンを乱したアギラルの一打が勝因。

 

2回には、今ポストシーズンの打率が.143と低迷している2番クリスチャン・イエリッチ(今季首位打者・打率.326)、3番イアン・ブラウンの連続右中間二塁打で1点を追加した。

 目覚めたか?イエリッチ。

 

1-5のまま、5回、ブライアン・ドージャーが四球で出ると、フリースのセンターを破る二塁打で、三点差に詰め寄る。

 

このあとマイリーは、マックス・マンシーを四球で出し、4回1/3・2失点、最後は悔しい降板となった。

一方のリュ・ヒョンジンは3回5失点で降板した。

 

  

自慢のブルペンリレー 

コーリー・クネイブル 。カタカナ表記が難しい

 

ジェレミー・ジェフレス。

 

 

コービン・バーンズが2イニングを完璧。 

ジョシュ・ヘイダーを温存できたことが大きい。

 

7回、6番手で登板した前田健太は制球が定まらず、アギラルに粘られ、11球目に二塁打を浴びたことをきっかけに2死二・三塁とすると自らの暴投で失点した。

8回にもマウンドに上がったが、先頭のケインにセンター前ヒットを許したところで降板。このあと7番手のリッチ・ヒルが、2死一・三塁からアギラルにタイムリーヒットを打たれて7点目を許した。

前田は打者6人に2安打、1四球、2三振で2失点という内容だった。

 

試合はブリュワーズが11安打7得点で勝利。

勝利の立役者ヘスス・アギラル、190センチ、130キロの体躯を誇るベネズエラ出身の28歳は、ブリュワーズに移籍して二年目の今季ブレイクした。35本塁打・108打点の大活躍でオールスターにも選出。イエリッチとともにブリュワーズ躍進のキーマンだ。

すべて、上手に流し打ち。広角に打てるとは、来期は打率も上がりそう。

 

ブリュワーズは、らしい勝ち方でいい流れだ。加えて、イエリッチにいい当たりが出たこと、ヘイダーを温存できたこと、

マチャドがやりづらそうなこと。自業自得だけど。

 

 

常に控え捕手として計7チームを渡り歩いてきた苦労人で、2002年のプロ入りから8年間をマイナー暮らし、さらに事実上の戦力外(DFA)を経験しながらも今季からブルワーズにトレードで加入したクラッツ。

「一度も諦めなかった。もし16年前に、今日ここにいられると知っていたならば、これまでの道のりを変えようとは思わない」

涙が出る。愛されるわけだ。応援せずにはいられない。

 

 

 

 

 

あすの第7戦、ブリュワーズがジョーリス・チャシーン、ドジャースはウォーカー・ビューラーが先発登板する予定。

キャリアの浅い24歳と若いビューラー、地区シリーズのブレーブス戦第3戦ではアクーニャJr.に満塁弾を浴びて5回5失点、ブリュワーズには7回4失点、と調子を落としているが、3度目の正直となるか。カーショウの登板もありそうだ。

  

 

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