MLBの日記

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2アウトから

 

第114回ワールドシリーズレッドソックスが初戦に勝利して迎えた本拠地フェンウェイ・パークでの第2戦。

先発は昨日に続き、左腕対決。

ポストシーズン初勝利を飾り、気を良くしているデビット・プライス。

ディビジョンシリーズでアトランタ・ブレーブス戦の好投以来、5回持たずの降板が続いているリュ・ヒョンジン。 

先手を取ったのは今日もレッドソックスだった。2回裏一死からザンダー・ボガーツが二塁打で出塁すると、イアン・キンズラーのレフト前タイムリーで1点を先制。

 

 

4回表、ドジャースが反撃。2本のヒットと四球で無死満塁の大チャンスを作ると、マット・ケンプが初球をセンターへ打ち上げて三塁からデービッド・フリースが生還し、同点の犠牲フライとなる。さらに2死一・二塁となってヤシエル・プイーグがセンター前タイムリーで、マニー・マチャドが勝ち越しのホームイン。今回のワールドシリーズで初めてリードを奪った。 

 

 

「野球は2アウトから」よく言われることだが、この当たり前なことをコーラ監督は日頃から言い続けたという。簡単に三振せず、食らいつきインプレーにすること、決して諦めない姿勢が、今季の強いレッドソックスを作った。それは、この大舞台でも実を結ぶ。

5回裏、4回まで4安打1失点と好投していたリュ・ヒョンジンは、3球で簡単に2アウトを取り、すんなりと三者凡退で終わるかに思われたが、2S1Bと追い込まれたクリスチャン・バスケスがしぶとくライト前ヒット、ここから、猛攻が始まる。ムーキー・ベッツもヒットで続き、一・二塁のピンチを背負うと、アンドリュー・ベニンテンディを歩かせて満塁となったところでロバーツ監督は、堪らず2番手のライアン・マドソンへスイッチ。しかし、制球が定まらないマドソンは、スティーブ・ピアースに押し出しで同点にしてしまうと、続くJ.D.マルティネスがライトへの2点タイムリーで一気に試合をひっくり返された。

ポストシーズンで挙げた68点のうち36点が2死からの得点だという、この粘り強さが投手を苦しめている。

 

2点のリードを奪ったレッドソックスは、プライスが5回と6回をいずれも三者凡退に抑えて6回2失点と役目を果たした。

連勝のプライスだが、審判との相性は良くなかった。負けたリュ・ヒョンジンの方に有利に見えた。際どいコースに投げ込むも、ボール判定が続いた。それでも、辛抱強く投げ切った。価値ある勝利だ、プレーオフ苦手な彼はもういない。

 

 

2番手のジョー・ケリー、3番手のネイサン・イバルディ、最後は守護神クレイグ・キンブレルが締めくくった。

 このニイサンが一番の安定感。

 

 

レッドソックス投手陣は5回以降、打者15人をパーフェクトに抑える好リリーフ、ドジャース打線はわずか3安打2得点に抑えられた。 

5年ぶりのワールドシリーズ制覇まであと2勝に迫った。ドジャースは苦しくなった。

 

 

ドジャース前田健太は2点を追う7回に4番手として登板。1死からベッツにレフトフェンス直撃二塁打を浴びるも、続くベニンテンディをチェンジアップで空振り三振に斬り、今季ワールドシリーズ初登板は2/3回を1安打無失点とした。

 

 

 

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