2アウトから
Two down, two to go. #WorldSeries pic.twitter.com/5n7YF3I1Tr
— MLB (@MLB) October 25, 2018
第114回ワールドシリーズ。レッドソックスが初戦に勝利して迎えた本拠地フェンウェイ・パークでの第2戦。
先発は昨日に続き、左腕対決。
ポストシーズン初勝利を飾り、気を良くしているデビット・プライス。
ディビジョンシリーズでアトランタ・ブレーブス戦の好投以来、5回持たずの降板が続いているリュ・ヒョンジン。
先手を取ったのは今日もレッドソックスだった。2回裏一死からザンダー・ボガーツが二塁打で出塁すると、イアン・キンズラーのレフト前タイムリーで1点を先制。
4回表、ドジャースが反撃。2本のヒットと四球で無死満塁の大チャンスを作ると、マット・ケンプが初球をセンターへ打ち上げて三塁からデービッド・フリースが生還し、同点の犠牲フライとなる。さらに2死一・二塁となってヤシエル・プイーグがセンター前タイムリーで、マニー・マチャドが勝ち越しのホームイン。今回のワールドシリーズで初めてリードを奪った。
「野球は2アウトから」よく言われることだが、この当たり前なことをコーラ監督は日頃から言い続けたという。簡単に三振せず、食らいつきインプレーにすること、決して諦めない姿勢が、今季の強いレッドソックスを作った。それは、この大舞台でも実を結ぶ。
5回裏、4回まで4安打1失点と好投していたリュ・ヒョンジンは、3球で簡単に2アウトを取り、すんなりと三者凡退で終わるかに思われたが、2S1Bと追い込まれたクリスチャン・バスケスがしぶとくライト前ヒット、ここから、猛攻が始まる。ムーキー・ベッツもヒットで続き、一・二塁のピンチを背負うと、アンドリュー・ベニンテンディを歩かせて満塁となったところでロバーツ監督は、堪らず2番手のライアン・マドソンへスイッチ。しかし、制球が定まらないマドソンは、スティーブ・ピアースに押し出しで同点にしてしまうと、続くJ.D.マルティネスがライトへの2点タイムリーで一気に試合をひっくり返された。
今ポストシーズンで挙げた68点のうち36点が2死からの得点だという、この粘り強さが投手を苦しめている。
2点のリードを奪ったレッドソックスは、プライスが5回と6回をいずれも三者凡退に抑えて6回2失点と役目を果たした。
The new #postseason Price. #WorldSeries pic.twitter.com/Obzy0mE96T
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連勝のプライスだが、審判との相性は良くなかった。負けたリュ・ヒョンジンの方に有利に見えた。際どいコースに投げ込むも、ボール判定が続いた。それでも、辛抱強く投げ切った。価値ある勝利だ、プレーオフ苦手な彼はもういない。
2番手のジョー・ケリー、3番手のネイサン・イバルディ、最後は守護神クレイグ・キンブレルが締めくくった。
Nasty Nate! #DoDamage pic.twitter.com/ONmjXk4eZt
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このニイサンが一番の安定感。
レッドソックス投手陣は5回以降、打者15人をパーフェクトに抑える好リリーフ、ドジャース打線はわずか3安打2得点に抑えられた。
5年ぶりのワールドシリーズ制覇まであと2勝に迫った。ドジャースは苦しくなった。
ドジャース前田健太は2点を追う7回に4番手として登板。1死からベッツにレフトフェンス直撃二塁打を浴びるも、続くベニンテンディをチェンジアップで空振り三振に斬り、今季ワールドシリーズ初登板は2/3回を1安打無失点とした。
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