MLBの日記

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ジョー・マウアー

 

 

ツインズのジョー・マウアーが、現役引退を正式に表明した。 

 


ツインズの本拠地に近いミネソタ州セントポール出身のマウアーは2001年に高卒捕手ながら全米ドラフト1位でツインズに入団。首脳陣が、地元の生え抜きでチームの顔にと期待した通り大活躍。強打の捕手として04年にメジャーデビューし、06年に打率.347で首位打者に輝いた。08年には打率.328で2度目の首位打者。09年は2位のイチロー(.352)を上回る打率.365を記録し、接戦を演じたイチローに、「彼だったら、仕方がない」とまで言わしめたバットコントロールの天才。3度目の首位打者に輝き、同時に、リーグMVPも初受賞した。



高校時代、バスケットボールではミネソタ州選抜に2年連続、アメリカンフットボールでもクォーターバック としても活躍し、チャンピオンシップに2度出場、うち2000年には優勝、NFL入りも確実視された。アメフトと野球、複数のスポーツでUSAトゥデイ紙の年間最優秀選手に選ばれた選手はマウアーが史上初。とんでもない身体能力の高さが分かる。

 

約195cm104kgというサイズの割に本塁打が少なく、(高校時代の三振が一つのみ、それも疑惑の)とにかくミートが上手くハイアベレージをキープ。14年からはファウルチップによる脳震盪の影響もあり、ポジションを一塁に移した。

最近ではめっきり減ったフランチャイズプレイヤー、ツインズ一筋でプレーし、メジャー15年の通算成績は2132安打、打率.306、143本塁打、923打点だった。捕手としても強肩で、2007年には.533(45中24盗塁刺)、2013年には.425(40中17盗塁刺)で、盗塁阻止率1位になっている。2008年~2010年には3年連続で捕手のゴールドグラブ賞に輝いた。シルバースラッガー賞5回、球宴6回。

 


引退を決意するまでには、長い葛藤があったようで、球団公式サイトに掲載したツインズファンや関係者に宛てた手紙にはマウアーの感謝の気持ちとともに苦しい胸の内がつづられていた。
理由は「健康状態と家族」。ファーストへのコンバートのきっかけになった13年のファウルチップによる脳震とうの症状に悩まされ、打席に入った時、ボールが見えないほど目がかすむことがあるなど、「常に脳震とうのリスクがある」と書いた。

今年5月の試合でファウルボールに飛び込んだ際に脳震とうの症状を再発させてしまい、長期離脱。真剣に引退を考え始めたという。

3児の父であるマウアーは「将来の健康状態を考えた時、家族に与える衝撃は数年前に私自身が受けたもの以上になる」と、私生活における脳震とうの後遺症を懸念。「次に起こりうるけがの怖さが私の中で野球を続けたいという思いより大きくなってしまった」と続けた。

 

35歳ならまだ見たかった。今季127試合に出場し、打率・282、出塁率・351、6本塁打、48打点と立派な数字を残しての引退になるが、頭の良いキャッチャーである彼が、監督、裏方で支える野球人としても活躍する姿が目に浮かぶ。

 

何たる、可愛さ。

 

 

クール。

 

最初と最後のヒット

ありがとう、ジョーマウアー。 

 

 

 

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