MLBの日記

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菊池 雄星

現地5日、敵地ギャランティード・レート・フィールドでのホワイトソックス戦で菊池雄星が今季3度目の先発。5回を7安打4奪三振1四球6失点(自責4)。

野球の魅力がたっぷりと詰まった面白い試合だった。特に、ホーム初戦を迎えたホワイトソックスファンには。

 

 

初回にサンタナが先制ソロで幸先良く始まった。

しかしその裏にショートのベッカムが1イニングに3エラー。無死満塁で、モンカダに右中間への大飛球を、センターのスミスの一度はグラブに収めるが、衝撃でこぼれ、2者が生還、この回33球を費やし、3点を失った。

 

悪い流れは止めらない、2回にも、エンゲルの左二塁打、意表を突いたセーフティーバント、打ち取った当たりがシフトの逆に転がるなど、3点を失った。しかしその後、3イニングを1安打無失点と意地を見せた。

 

2回で53球、足を引っ張られながらの6失点、ここから5回投げ切れる投手はそう多くはいない。ましてや、新人で。切り替え、立て直した精神力は、称賛に値する。

 

守備が良くない。MLB過去10年で1イニングに3回のエラーを記録したのは7選手のみ。そのうち直近3選手は全てマリナーズの選手だと言う。2017年当時のショートのジーン・セグラ、記憶に新しい3/30レッドソックス戦の9回にサードのディラン・ムーア、そして今日のティム・ベッカム

守備を買われているムーアがこんなことになるとは、、 

 

 

中々ない貴重な経験ができたとも言える。菊池なら成長に生かすことが出来る。

 

フォーシームのキレが凄い。Wソックスの強力打線を押し込んでいた。

 

 

投手陣も含めて考えると、落ちるのも時間の問題だと不安になる。打ち勝てているが、打線は水物、そのうちバットは湿ってくる。もたついているアストロズは当然上がってくる。アスレチックスも地味に強い。どうにか粘って、西地区を盛り上げてほしい。

 

 

 

ホットな打線。

面白フォルムのナイスキャラクター、ボーゲルバック。少しかわいい。

 

負けを消してくれて、ありがとう。 

 

勝ち投手の権利を与えてくれて、ありがとう。


救援陣の乱調で、またしても勝ちを逃してしまったが、負けもつかなかった。勝ち負けは、二の次だ。

この試合、不屈の投球は胸を打った。前回登板の後、父、雄治さんが亡くなったからだ。父の想いも酌み、残って投げることを決断した。ここにブレない強い意志を感じる。本人も言っていた通り、目標は1シーズン、ローテーションを守ること。それができれば、大成功だ。簡単ではない、大きいアメリカの長距離移動、気候の変化、そしてシーズンは長い。怪我をしないこと願うばかりだ。

 

 

 

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