MLBの日記

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アメリカン・リーグ東地区首位攻防戦

現地は12日で母の日、ピンクが散りばめられたレイズの本拠地トロピカーナ・フィールド。

首位に立つレイズを追うヤンキースにとっては、勝てば0.5ゲーム差に縮まる重要な一戦。3連戦を1勝1敗、3戦目の先発マウンドに上がる田中将大と投げ合うのは、昨季のサイ・ヤング賞を受賞したブレイク・スネル。

 

スネルといえば、先月、浴室の装飾品を倒して右足薬指を骨折、10日間のIL入りをしていた。復帰後初戦は負けがついたものの、前回登板は(6回被安打1無失点)見事なピッチングを披露。調子を上げてきた。

 

逆に田中は、スライダーは比較的安定しているが、失投は少なくない。調子が良いとは言えないなかでも、持ち前の精神力で試合をつくっている。しかし、今日受けるのは、オースティン・ロマイン。彼と組む時、田中はほとんど良い。

 

試合は大方の予想通りの投手戦。

相手レイズの智将ケビン・キャッシュが組んだジグザグ打線に対しても、ストライク先行で追い込み、打たせて取る危なげない投球。キレがあったスプリット、スライダーで三振も奪った。

対するスネルは圧巻の奪三振ショー、得意のカーブと球威のある速球を組み合わせ、6者連続を含む12三振を奪う快投。

 

 

3、4、5、7回を三者凡退。コントロール抜群。左打者へのバックドアが美しい。

6回のソロ本塁打は仕方なし。少し中に入ったが、あの低さを持って行ったオースティン・メドウズを褒めよう。

レイズ打者を翻弄し、73球。3勝目。3.44と良化。

 

 

4回まで10三振を奪われ、沈黙したヤンキース打線が目を覚ましたのは、5回表に二死からだった。8番ロマイン、9番トークマン、1番ルメイヒューの3者連続二塁打で2点を先制した。田中に貴重な援護に加えて、スネルに球数を投げさせた結果、6回途中2失点96球で降板させた。

 

8回、四球で出塁し三塁まで進んだボイトがバッテリーエラーで、1とリードを広げた。

9回表には、エストラーダが初球をファールしたところで球場の照明が切れるアクシデントで約42分中断。再開すると、エストラーダは3球目の直球を捉えライトへ放り込んだ。

 

今季5度目のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)、2度目のハイクオリティースタート(HQS、7回以上を自責2以内) 

 

 

 サイヤング投手にサヨナラ(SAYONARA)を掛けた。

こういうのを見ると、次はスネルに見返して欲しい。相手が田中ではなければ。 

 

 

母は偉大。 

 

 




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