怪我の功名
ここ3試合で防御率1.40と、好調の田中将大。明日の試合も期待できそう!@t_masahiro18 #試合予告#日本人選手情報 pic.twitter.com/pZqDOOBzWb
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現地23日、敵地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズにて田中将大が先発登板。
Sights on a sweep in Baltimore.
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ここのところは、防御率良く明らかに相性の良いロマインで。
オリオールズ戦で良く打っているサンチェスをDHにいれてくれれば最高だったが、相手が右腕ということもあってか、お休みで残念。スイッチのモラレスが1Bで。
相手先発のディラン・バンディは、2011年ドラフトでオリオールズから全体4位指名を受け、全米No.1高校生として鳴り物入りで入団した有望株だったが、2013年のトミージョン手術から、広背筋、右肩の石灰沈着性腱炎と毎年のように怪我に悩まされた。
2012年にメジャーデビューしているが、先発としてのキャリアは2016年からスタート。2年連続の二桁勝利しているエース候補である。
しかし昨季は苦しんだ。 先発から1アウトも取れずに本塁打4被弾。
16敗・41被本塁打は、リーグワーストだった。
かつては、160㎞に迫る剛速球とカーブ、チェンジアップで三振の山を築いたが、相次ぐ怪我で球速球威はグンと落ちた。まだ26歳。今後の活躍に期待したい。
前回登板で6回3安打無失点と好投した田中だが、最後の1球が111.3マイル(約179キロ)の痛烈な打球となり右すねに直撃し、打撲。青あざをつくっての登板。
初回上々に立ち上がったが、2回。
2試合連続で打球を食らった。今回の打球速度も102マイル(約164キロ)と強烈だったが、反応良くグラブにかすらせ、直撃を避けた。
アクシデントに見舞われながらもその後、満塁の大ピンチをマーティンのニゴロの最少失点に留めたのは、流石。
2回無死満塁で、38球。QSは厳しいかに思われた。しかし、3回からは強気に攻めストライク先行し追い込み、巧く打ち取った。イニングイーターの名の通り6回を投げ切ってしまった。あっぱれだ、心身ともに堪えたはずだが、この事態をパワーに転化できるのが田中だ。相変わらず今日も逆境に強かった。凄い人だ。
95球中70のストライク。ストライク率は約73.7%。ボールの球が、意図がある釣り球、振らせる低めの変化球であることを考えると、驚きの制球力だ。
6回1失点。今季7度目のクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)。防御率は2.94と良化。
Clint connects on one to tie it. pic.twitter.com/r6aeb6kSWC
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フレイジャーの同点弾。
The Giorealism Movement still in full swing. pic.twitter.com/hyUCEKIFDA
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ウルシェラの逆転2点タイムリー。
田中の試合で良く打ってくれるボイト。
救援陣が打たれて4勝目はならなかったが、チーム5連勝に大きく貢献した。
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9回にヒックスが四球を選び、押し出しでこれが決勝点。最後はブリットンが閉めた。
9勝を挙げているドミンゴ・ヘルマンの勝ち運を分けて欲しいな。
ベテラン左腕CC・サバシアが右膝の炎症でIL入りしてしまったが、まもなくパクストンが帰ってくる。本当に、入れ替わり立ち替わり忙しい。
怪我の功名ではないか、フルメンバーよりもスモールベースボールになるがバランス良くまとまっている。
32勝17敗の貯金15でア・リーグ東地区首位をキープしている。
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