MLBの日記

MLBの楽しさを伝えるブログです。

インターリーグ

現地28日、本拠地ヤンキースタジアムでのパドレス戦に田中将大が先発登板。メジャー6年目で初対戦となった。

 

試合が始まる前から、緊張感があった。バッテリーを組むのがサンチェスだったからだ。4試合連続のクオリティースタート(6回以上自責点3以下)、防御率2.94が示す通りロマインとは組めばうまくいくが、チームとしては26歳で打てるサンチェスを育てる必要がある。防御率が悪くても、田中と組ませないわけにはいかない。結果が求められる。

 

 

苦難は開始早々、訪れた。

初回だけで30球を費やす厳しい立ち上がり。

名手DJルメイヒューがまさかのエラーで、先頭打者のグレッグ・ガルシアに出塁を許すと、フランミル・レイエスとマニー・マチャドの技あり連打でいきなり失点。さらにエリック・ホズマーには、9号3ランを浴び、4失点。またもや抜けたスプリットを放り込まれた。 

 

2回以降は走者を出しながらも無失点に抑える粘りの投球だったが、6回に相手の作戦が見事にハマってしまう。1死から8番フランス、9番ヘッジズの連打とエンドランにより、1死一、三塁とされると、ガルシアのタイムリセーフティーバントで5点目を献上。結果的にはこれが、大きな1点になってしまった。

 

しかしながら、今季初の100球超えで6イニングを投げきった。よく持ち直した。立派と言える。切り替え、腐らず、整え、次の1球を丁寧に投げる。このような姿勢にこそ、感動を覚える。 

 

17号。

これだから、出したい。

投手主導と言われるが、投球はリズム。首を振る回数は少ないほど良い。相手の気持ちを察する感覚もセンスだと思う。

久々ということもあった。長く組めれば、修正を繰り返すことで良くなっていくだろう。

 

 

 

その後、ヤンキース打線はパドレスのリリーフ陣を攻め、1点差まで追い上げたが、パドレスの勝ちパターンの継投に反撃を封じられた。

守護神カービー・イエーツは早くも今季21セーブ。防御率は驚異の1.08。

昨季(57)セーブ王のディアス、奪三振マシン・ヘイダー、メジャー最速のヒックスを差し置いて、まさかの大活躍。キャリア最高のシーズンを過ごしている。このペースを維持できれば、2003年のエリック・ガニエ以来のクローザーのサイ・ヤング受賞なんてことも、無きにしも非ず。

過去には今日の相手ヤンキースにも在籍していた。

 

 

 



貫禄の出てきた田中。そろそろテーマ曲を変えたい気持ちもあるのではないか。もう浮気はできません。

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。