MLBの日記

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花巻東対決

現地の8日、エンゼル・スタジアムでのシアトル・マリナーズ戦。

大谷翔平菊池雄星メジャーの舞台で、夢の花巻東対決が実現した。2017年3月31日のNPB開幕戦以来800日ぶりの対決だという。

 

 

「3番・DH」で出場の大谷は結果、5打数3安打2打点で今季2度目の猛打賞と大活躍。

 

 

反対に菊池にとっては、苦しいマウンドになってしまった。

初回難なく2アウトを取るも、大谷とのメジャー初対決から試練が始まる。

完全に打ち取った当たりが大谷の俊足で内安打。続くプホルスに2塁打。ケバン・スミスも完全に詰まらせるが、2塁手の頭を越えてしまい2失点。更に、ムーアのエラーでピンチ拡大、シーザー・プエロのタイムリーで3失点。不運な立ち上がり。

 

2回、3回は、ピンチを招くも粘り、無失点。

 

3ー2で迎えた4回。この試合のハイライトとなった。

1番ラステラ14号ソロ、トラウト17号ソロ、 大谷6号ソロ。

大谷は、 初球121キロのカーブを見事にバットに乗せ、得意の方向へ放り込んだ。2打席目では打ち取られたカーブの軌道に巧く対応した。次の打席でホームランにしてしまう修正力とパワーは神業的。

憧れた3つ上の地元のスターから日米通じて初、今季左腕から打った初本塁打となった。

 

ちなみに、まさか3連発があるとは思わないラステラは、大谷の本塁打をトイレにいて見逃したらしい。クールな印象の彼が、大谷に笑顔でインタビューしていたのが好印象だった。

エンゼルスの3者連続本塁打は2016年9月3日のマリナーズ戦以来3年ぶり。カルフーン、トラウト、プホルスだった。

 

5回裏には2塁打で2打点目。サイクル安打にリーチをかけ、ここでも盛り上げた。 

 

 

止めは、プエロ。 

 

 

菊池雄星は、4回途中9安打7失点(自責点6)で、4敗目(3勝)。

言い訳出来ない菊池に代わって言いたい。

ついてなかった。打ち取った当たりがことごとくヒットになり、味方の守備に足を引っ張られ、オマー・ナルバエス のリードも一辺倒で良くなかった。スライダーがキレないなら、球威が戻ってきた速球を高めに使ってみても良かったし、勝った試合で効果的だった右打者へのバックドア、チェンジアップも実戦で投げていくべき。菊池はまだ少し遠慮しているように見える。

球威を見れば、二段モーションを止めて、フォームを変えたことは悪くなかったと思うが、コントロールは定まらなかった。迷走しているかもしれない。

自身初の3者連続被弾。菊池なら、この悔しい経験を力に変え、次はやり返せる。 

 

 

 

 

 

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