ダルビッシュ有
もっとフォーシームを使うべき。これだけの球威があれば、高めでバーランダーやコールのように空振りが取れるし、変化球も効く。精度に不安があるのだろうが、試す価値はある。
ダルビッシュは器用。出来ることが多いから、色々試し、迷走する。
唯一の失点は、4回先頭のアレックス・ベルドゥーゴの先制パンチ。
もったいない。ど真ん中、ストライクを取りにいった感。
ウォーカー・ビューラーが7回無失点。
気持ちの良い投げっぷり。7勝1敗。防御率3.06。
穏やかな好青年に見えるが、100球を投げ、仕事は完遂にもかかわらず、握手したロバーツ監督を前にして、まだ投げたいとグラブを叩きつける気性を持つ24歳。カーショウの後、エース候補は彼かもしれない。
9回。クリス・ブライアントが死球で出塁すると、
アンソニー・リゾが値千金、逆転19号2ラン。
最後は、4番手のペドロ・ストロップが無失点に抑え、1点リードを守り切った。
カブス3番手のカイル・ライアンが今季2勝目(1敗)、ストロップは今季8セーブ目をマーク。ジャンセンは今季2敗目(2勝)。
7回10奪三振(見逃し三振7)2安打1失点1四球。109球(ストライク68球)。4.65と良化。
3試合ぶり今季4度目のクオリティ・スタートで、日本人最多を更新するメジャー通算36度目の2桁奪三振。現存する球団記録1908年以降では最長となる9試合連続勝敗なしの珍事となった。
勝ちが付かなかったが、劇的な勝利に導いたのは、間違いなくダルビッシュの投球だった。呪縛を断ち切り、10度目の正直。次は勝てると祈るばかり。
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