MLBの日記

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ダルビッシュ有

現地15日、古巣である敵地ドジャー・スタジアムでのロサンゼルス・ドジャース戦にダルビッシュ有が先発登板。
 
 

17年ワールドシリーズ第7戦以来591日ぶり。2回2/3、5失点でワールドチャンピオンを逃した悪夢のマウンドに上がった。
 
 
仲間だった心強き打線も、敵に回せば厄介だ。ドジャースの打撃成績は軒並み上位。
OPS.808(出塁率長打率)はナ・リーグトップ。

心配を余所に、今季最高のピッチングを披露。
今日は課題のコントロールが安定。勝負どころでは、得意のスライダーが決まった。

もっとフォーシームを使うべき。これだけの球威があれば、高めでバーランダーやコールのように空振りが取れるし、変化球も効く。精度に不安があるのだろうが、試す価値はある。

ダルビッシュは器用。出来ることが多いから、色々試し、迷走する。

 

 

 

唯一の失点は、4回先頭のアレックス・ベルドゥーゴの先制パンチ。 

もったいない。ど真ん中、ストライクを取りにいった感。

 

 

ウォーカー・ビューラーが7回無失点。

気持ちの良い投げっぷり。7勝1敗。防御率3.06。

穏やかな好青年に見えるが、100球を投げ、仕事は完遂にもかかわらず、握手したロバーツ監督を前にして、まだ投げたいとグラブを叩きつける気性を持つ24歳。カーショウの後、エース候補は彼かもしれない。

 

 

 

9回。クリス・ブライアントが死球で出塁すると、 

アンソニー・リゾが値千金、逆転19号2ラン。

最後は、4番手のペドロ・ストロップが無失点に抑え、1点リードを守り切った。

カブス3番手のカイル・ライアンが今季2勝目(1敗)、ストロップは今季8セーブ目をマーク。ジャンセンは今季2敗目(2勝)。

 

 

7回10奪三振(見逃し三振7)2安打1失点1四球。109球(ストライク68球)。4.65と良化。

3試合ぶり今季4度目のクオリティ・スタートで、日本人最多を更新するメジャー通算36度目の2桁奪三振。現存する球団記録1908年以降では最長となる9試合連続勝敗なしの珍事となった。
勝ちが付かなかったが、劇的な勝利に導いたのは、間違いなくダルビッシュの投球だった。呪縛を断ち切り、10度目の正直。次は勝てると祈るばかり。

 

 

 

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