MLBの日記

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マイク・リーク

現地19日。シアトル・マリナーズの本拠地Tモバイルパークにロサンゼルス・エンゼルスを迎えた一戦。

テイラー・コールとフェリックス・ペーニャの2投手によるノーヒットノーランを達成の試合に先発し、1回を投げ切れず2/3回を7失点(自責点4)と自身ワーストの内容で、敗戦投手となったマイク・リーク先発登板。

前回登板の無念を晴らす圧巻の投球術を披露した。

まるで別人。どん底を経験し、吹っ切れたように見えた。強力打線相手に恐れず、どんどんストライクゾーンに投げ込み、カットボール、チェンジアップ、スライダー、シンカー、内外に散らし、凡打の山を築いた。

腕を良く振り、リズムにも乗ったことで、甘いボールでもバットの芯を外し、良い当たりをされても正面をついた。

 

 

リークを援護した打のヒーロー。 

4回にダニエル・ボーゲルバックの22号先制3ラン本塁打、トム・マーフィーの2点タイムリーで5点を先取。

5回にもボーゲルバックの2打席連続となる3ラン、

6回には、J.P.クロフォードが2点タイムリ二塁打を放ち、2点を追加し、10ー0とリードを広げた。

 

 

9回先頭の7番ルイス・レンギフォに、この日初安打を許し、2012年8月のフェリックス・ヘルナンデス以来史上23人目の完全試合達成の快挙とはならなかったが、自身キャリア2度目となる完封勝利をおさめた。リークは9回98球(ストライク66球)で、いわゆる「マダックス」を達成。

※抜群の制球力で『精密機械』と呼ばれた名投手グレッグ・マダックスの名前にちなんで100球未満での完封をメジャーでは、「マダックス」と言われている。

 

 

マリナーズは、オールスターが明けて初勝利。連敗は“6”で止めた。

 

 

エンゼルスはオープナーのテイラー・コールが2回を無失点に抑えたあと、この日昇格したばかりの2番手のハイメ・バリアが3回2/3を投げ、10失点で今季3敗目(3勝)。 

エンゼルスは3連敗。先発の駒不足が分かりやすく響いている。

期待はしぼんでしまった。このまま先発補強がなければ、ワイルドカード争いを制することは至難の業。打線は水物、打ち勝ち続けることは出来ない。

貯金は1となり、借金が嵩めば、売る側に回ることもあり得る。

 

 

先発投手のマット・ハービーを事実上の戦力外。40人枠から外れ(DFA)、ジェイク・ジュエルを降格させ、バリアとジャレッド・ウォルシュが再昇格。

そのウォルシュが、メジャーでは、自身初となる二刀流での起用があった。

7回から一塁守備で入ると、8回の打席ではライトフライに倒れた。そしてその裏、4番手として登板した。1回を1安打無失点、1四球2三振だった。 

今季メジャーデビューを果たしたウォルシュは、ここまで野手として11試合、投手として3試合に登板していたが、同じ試合で投打2つの役割をこなしたことはなかった。

今季は3Aで70試合で、打率.311、20本塁打、54打点、OPS(出塁率長打率)は1.047と猛威を振るっていた。どちらかと言えば、打撃が楽しみだ。

リークの投球に感動した。

食い入るように見ていた菊池雄星にも心に期するものがあるだろう。 

 

 

 

 

 

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