MLBの日記

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コール・カルフーン

現地23日。本拠地ドジャー・スタジアムでのロサンゼルス・エンゼルス戦、フリーウェイシリーズに前田健太が先発登板した。

 

初回、先頭打者のデビッド・フレッチャーに四球を与えるも、無失点と良い立ち上がりを見せたが、23球を要した。

2回に試合は動いた。2死からルイス・レンギフォに上手く粘られ四球、続くダスティン・ガルノーには死球を与え一、二塁とピンチを招くと、ここで「オープナー」として登板していたテイラー・コールの代打で大谷翔平が早くも登場。

内角への93マイル(約150キロ)のフォーシームを巧く叩かれ、ライト前のタイムリーとなり、先制点を与えた。

オースマス監督の采配が当たる。

大谷は、今季代打初打点。今季の代打成績は7打数3安打と勝負強さを見せている。この日の1安打で打率はジャスト3割。メジャーでの前田との対戦は三度目、昨季の対戦を含め、5打数2安打1本塁打(今季6月11日のエンゼル・スタジアムで先制7号ソロ)2打点となり、今のところは、大谷に軍配が上がる。

 

3回。味方のエラーとヒットで再び一、二塁のピンチ。しかし、コール・カルフーンをチェンジアップで空振り三振に仕留め、アンドレルトン・シモンズをファールフライ、アルバート・プホルスを見逃し三振に抑え無失点で切り抜けた。

その裏の攻撃で先頭の前田がエンゼルス2番手のフェリックス・ペーニャからライト前ヒットを放つが、後続は倒れた。

4回はこの日初めてとなる3者凡退。わずか10球で回を終わらせ、攻撃への流れを作ると、ドジャース打線は1死一、二塁のチャンスでコーリー・シーガーが犠牲フライを放ち、1ー1の同点に追い付く。

82球で迎え、ラストイニングになりそうな5回。力みが出た。1死からトラウトに対してスライダーが甘く入る。

2位エドウィン・エンカーナシオンに4本差をつける33号ソロ。

リードを許し、さらにアプトンにも左中間へ二塁打を浴びて、ここで無念の降板となった。 

ボールが先行し、カウントを悪くし、球数が嵩んだ。空振りを取ろうとしているように見える。打たせる意識が欲しい。

4回1/2を、95球(ストライク59球)。被安打4、与四死球3、奪三振7。

前田の後を受けた2番手のフリオ・ウリアスがカルフーンにタイムリ二塁打を許しアプトンが生還したため、前田は失点3となり、防御率は3.81と悪化。

5月31日に7勝目を挙げて以来、9試合先発して白星なく、5連敗。前田には7敗目を喫した(7勝)。

 

5回を終え、1ー4とリードを広げられたドジャースの反撃開始は6回だった。制球の定まらない4番手のジャスティン・アンダーソンに対して1死一、三塁のチャンスを作ると、ラッセル・マーティンのタイムリーで2点差、さらに満塁とチャンスを広げ、5番手タイ・バトリーからジョク・ピーダーソンがタイムリー内安打を放ち1点差に迫った。3-4。

しかし、7回、ドジャース3番手イーミ・ガルシアが先頭のカルフーンにソロ本塁打を浴びる。

追い上げムードを振り払う貴重な一発は、今季第22号。スカッグスママ、デビーさんも喜んだ。

 

3-5で迎えた9回。エンゼルスの7番手で登板したクローザーのハンセル・ロブレスに襲い掛かった。1死からジャスティン・ターナーが四球を選び、出塁すると、続くコディ・べリンジャーがライト線へ二塁打を放ち二、三塁とチャンスを作った。ここで一発長打のあるマックス・マンシーが犠牲フライを放ち1点差。なおも2死二塁で代打のエンリケ・ヘルナンデスがライト前ヒットを放ったが、二塁からホームを狙ったべリンジャーがカルフーンの好返球によってタッチアウトで、劇的なゲームセットとなった。

浅い当たりだった。カルフーンの強肩を考えれば、突っ込めない。次のシーガーが当たっていただけに惜しい。

 

 

2回の好守。

どんな体勢でもシモンズの送球は乱れない。身体を細かく割って使える数少ない選手。

 

1本目の素晴らしいレーザービーム、。

 

 

カルフーンの日。 

ムードメーカーの彼が活躍すれば、勝率は激増する。

2015年のゴールドグラバー。

 

 

明日の予想先発は、前回登板10失点のハイメ・バリア。マイク・リークのように汚名返上が叶うか。

ビジターで優勝候補から2連戦を取れば、再び勢いに乗れる。

 

 

 

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