MLBの日記

MLBの楽しさを伝えるブログです。

トロイ・トゥロウィツキー

現地25日。ヤンキースに所属していたトロイ・トゥロウィツキーが、現役引退を表明した。

今年1月にヤンキースと契約。昨年10月に右肘手術(トミー・ジョン)を受けた正遊撃手のディディ・グレゴリウスの代役として獲得されたが、開幕直後に左ふくらはぎを痛めて4月3日を最後にプレーしていなかった。

誰もが認めるメジャー指折りのショートストップながら、怪我に苦しむことが多かった。昨年はかかとの手術で全休。今季は5試合の出場に終わり、満身創痍だった。

今年10月に35歳となるトゥロウィツキーは、シーズン途中での引退を決意した。

憧れ続けたヤンキースでの最初で、現役最後のホームラン。

 

 

 

2005年の1巡目全体7位でロッキーズから指名された。

2006年8月にメジャーデビュー。

2007年には1番・松井稼頭央、2番・トゥロウィツキーで二遊間のコンビを組み、球団史上初のワールドシリーズ進出を果たした。

メジャー13年の通算成績は1291試合、打率.290、225本塁打、1391安打、780打点。

キャリアで最高の2011シーズンには打率.302、30本塁打、105打点。

 

2009シーズンも大活躍。打率.297、32本塁打、92打点 

遊撃手としては、並外れたの長打力を誇った。 

 

デレク・ジーターに憧れ、ショートの守備にこだわり、ロッキーズブルージェイズでは同じ背番号“2”を着けた。 

ゴールドグラブ賞2度受賞(2010・2011)。

フィールディング・バイブル・アワード(サイバーメトリクスにより選考、2006年創設)3度(2007・2010・2011)。※ゴールドグラブは球団監督による投票で選出。

ナ・リーグシルバースラッガー賞・遊撃手部門を2度受賞(2010・2011)。

オールスターに選出されること5回。

15年途中にブルージェイズへトレードされた後も期待されたほどの活躍は出来ず、年俸2000万ドル(約21億7000万円)だった昨季は両かかと手術により1試合もプレーできなかった。昨オフに2年3800万ドル(当時約43億円)の契約を残して戦力外通告を受けた。

2015シーズンは、ワールドチャンピオンとなった1993年以来22年ぶりの東部地区優勝を果たし、リーグ優勝決定シリーズまで進み、カンザスシティ・ロイヤルズに敗れたが、大舞台で活躍した。

 

 

2011(143試合)以来では、最多131試合に出場できた2016シーズンは、打率.254と彼にしては低調だったが、24本塁打、79打点を記録し、 通算200本塁打を達成した。

怪我を繰り返して、これだけの成績を残したことは途轍もなく凄かった。

殿堂入りクラスのポテンシャルを秘めていた。

 

もう一度、川崎も喜んだポストシーズンの大飛球。 

指導者への道を進む彼をベンチで見られる日が来ることを、楽しみにしよう。 

感動をありがとう。 

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。