トロイ・トゥロウィツキー
現地25日。ヤンキースに所属していたトロイ・トゥロウィツキーが、現役引退を表明した。
“I’m saying goodbye to Major League Baseball, but I will never say goodbye 2 the game I love. Thanks again 2 all of you!” - Troy Tulowitzki
— New York Yankees (@Yankees) July 25, 2019
Thank you, Tulo. pic.twitter.com/nENN4hdSAr
今年1月にヤンキースと契約。昨年10月に右肘手術(トミー・ジョン)を受けた正遊撃手のディディ・グレゴリウスの代役として獲得されたが、開幕直後に左ふくらはぎを痛めて4月3日を最後にプレーしていなかった。
誰もが認めるメジャー指折りのショートストップながら、怪我に苦しむことが多かった。昨年はかかとの手術で全休。今季は5試合の出場に終わり、満身創痍だった。
今年10月に35歳となるトゥロウィツキーは、シーズン途中での引退を決意した。
憧れ続けたヤンキースでの最初で、現役最後のホームラン。
2005年の1巡目全体7位でロッキーズから指名された。
2006年8月にメジャーデビュー。
2007年には1番・松井稼頭央、2番・トゥロウィツキーで二遊間のコンビを組み、球団史上初のワールドシリーズ進出を果たした。
メジャー13年の通算成績は1291試合、打率.290、225本塁打、1391安打、780打点。
キャリアで最高の2011シーズンには打率.302、30本塁打、105打点。
2009シーズンも大活躍。打率.297、32本塁打、92打点
遊撃手としては、並外れたの長打力を誇った。
デレク・ジーターに憧れ、ショートの守備にこだわり、ロッキーズとブルージェイズでは同じ背番号“2”を着けた。
ゴールドグラブ賞2度受賞(2010・2011)。
フィールディング・バイブル・アワード(サイバーメトリクスにより選考、2006年創設)3度(2007・2010・2011)。※ゴールドグラブは球団監督による投票で選出。
ナ・リーグのシルバースラッガー賞・遊撃手部門を2度受賞(2010・2011)。
オールスターに選出されること5回。
15年途中にブルージェイズへトレードされた後も期待されたほどの活躍は出来ず、年俸2000万ドル(約21億7000万円)だった昨季は両かかと手術により1試合もプレーできなかった。昨オフに2年3800万ドル(当時約43億円)の契約を残して戦力外通告を受けた。
2015シーズンは、ワールドチャンピオンとなった1993年以来22年ぶりの東部地区優勝を果たし、リーグ優勝決定シリーズまで進み、カンザスシティ・ロイヤルズに敗れたが、大舞台で活躍した。
2011(143試合)以来では、最多131試合に出場できた2016シーズンは、打率.254と彼にしては低調だったが、24本塁打、79打点を記録し、 通算200本塁打を達成した。
5x All-Star
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 25, 2019
2x Gold Glove
2x Silver Slugger
Troy Tulowitzki officially retires from MLB after a 13 year career 👏👏 pic.twitter.com/M7RrPzQrTR
怪我を繰り返して、これだけの成績を残したことは途轍もなく凄かった。
殿堂入りクラスのポテンシャルを秘めていた。
もう一度、川崎も喜んだポストシーズンの大飛球。
指導者への道を進む彼をベンチで見られる日が来ることを、楽しみにしよう。
感動をありがとう。
お読みいただきありがとうございます。