MLBの日記

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アーロン・サンチェス

現地3日。アストロズの本拠地ミニッツメイドパークでのシアトル・マリナーズ戦。

先発アーロン・サンチェスは、2010年のMLBドラフト1巡目補足指名(全体34位)で指名されたトロント・ブルージェイズで2014年にデビューし、先発投手として定着した2016年に開花、15勝2敗・ア・リーグ最優秀防御率(3.00)・最高勝率(.882)をマーク。

ベストシーズン。主に95マイル(約152.8㎞)の速球と、曲がりの大きいカーブで、巧く緩急を付けた。

しかし、チームが低迷期に入った2017年から、怪我に悩まされ、通年ローテーションを守れず、健康体を取り戻した今季は、3勝14敗・防御率6.07と苦しんでいた。

 

アストロズのユニフォームに袖を通しての初登板で、新天地デビュー戦。

球速は落ちたが、コントロールは安定、得意のカーブが冴えた。組んで投手が口を揃えて投げやすいと言う評判のマーティン・マルドナードの好リードもあった。

サンチェスは6回を92球、2四球6三振で今季4勝目を挙げた。

勝てないチームから勝てるチームへ、心機一転で出直しを図る27歳は、希望に燃えていることだろう。次回登板も楽しみだ。 

 

その後を受けたウィル・ハリス、ジョー・ビアジーニ、クリス・デベンスキーがそれぞれ1回をつなぎ、

4投手による継投ノーヒッターを達成した。


移籍組では、大物ザック・グレインキーに注目が集まる中、アーロン・サンチェス、ジョー・ビアジーニ、マーティン・マルドナードが揃って大活躍。

 

7月12日にエンゼルスのタイラー・スカッグス追悼試合での達成に次ぐ、史上14度目の継投でのノーヒットノーランとなった。1ヵ月経たない間に2度目のノーヒッターを喫したマリナーズ、直近でシーズン2度許したのは2015年のドジャースだという。 

アストロズとしてはマイク・ファイアーズ(現アスレチックス)が2015年に達成して以来、12度目のノーヒッターとなった。

 

打線も良く繋がった。5回のホセ・アルトゥーベ第18号ソロ本塁打を含む、15安打9得点。

3連勝を飾り、今季72勝40敗。貯金は「32」。ア・リーグ最高勝率で、地区首位を独走している。

 

 

 

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