ジョナサン・ビヤー
The Yankees & Red Sox battled each other nine times in the Bronx this year.
— YES Network (@YESNetwork) August 5, 2019
New York went 8-1.
It was their most wins over Boston EVER at the current Yankee Stadium. pic.twitter.com/4LZXV8ZK1s
ヤンキースは依然として好調をキープ。宿敵レッドソックスをホームでのスイープに成功し、今季ヤンキー・スタジアムでのライバル対決を、8勝1敗で締めくくった。
そして、現地5日。メリーランド州ボルチモアに乗り込み、敵地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズでのボルチモア・オリオールズ戦を迎え、田中将大が先発登板した。
It's go time at Camden Yards!#YANKSonYES live stream: https://t.co/f1jVC3MiMk pic.twitter.com/THzXmAhDLD
— YES Network (@YESNetwork) August 5, 2019
相手先発は今季結果が出せていないガブリエル・イノア。好調のヤンキース打線を抑えられるとは思えず、今季敵地オリオール・パークでは7戦無敗。不調とはいえ田中に勝ちがつくのを疑わなかった。
5回までは、毎回得点圏に走者を背負いながら、仲間の好守備にも助けられ、1失点と粘投したが、6回裏に突然崩れた。ジェイス・ピーターソンの第1号を含む4連打のあと、クリス・デービスに犠牲フライにより4点を失ったところで、走者を残して失意の降板。2番手のトミー・ケインリーが同点弾を浴び、田中は自責点5となり、勝ち投手の権利も消えた。
5回1/3、92球(ストライク60球)を投げ、被安打10、四球2、奪三振4。
防御率4.93と悪化。10安打のうち、長打が8本。
良いスプリットもあったが、落ちなかった球はことごとく痛打された。
田中の球種は、速球系40球(92~91mph)、スプリット28球(87.1mph)、スライダー18球(83.7mph)、カッター4球(87.4mph)、カーブ2球(76.2mph)
全て同じくらいの球速で、緩急がない。カーブをもっと使ってはいかがか。
ヤンキース3番手のアダム・オッタビーノが今季5勝目(3敗)、クローザーのアロルディス・チャップマンが今季30セーブ目をマーク。
打線は好調。
2回表にオースティン・ロマインの5号ソロで先制した。
3点リードした6回表にブレット・ガードナーの16号ソロとマイク・トークマンの8号ソロで6-1とリードを広げ、6ー6の同点に追いつかれた8回表にも、マイク・フォードの2号ソロとトークマンの9号2ランで勝負あり。
両チーム計7本塁打を含む24安打の打ち合いとなった試合を9ー6で制し、6連勝を飾った。
トークマンが放ったこの試合1本目のアーチは、ヤンキースが今季オリオール・パークで放った30本目で、ビジターチームが同一球場で放った本塁打数のシーズン歴代記録を更新した。試合終了時点でこの記録を32本まで伸ばし、今季あと2試合を残している。更新は確実だろう。
Crushing Camden. pic.twitter.com/o6IO5ebgdP
— New York Yankees (@Yankees) August 6, 2019
元気のないオリオールズに明るいニュース。
ジョナサン・ビヤーが今季メジャー5人目となるサイクルヒットを達成した。
最初に最難関の三塁打を突破できたことが成功の大きな要因で、三打席目、アーロン・ジャッジの緩慢なプレーを見逃さなかったのは、流石だった。
ビヤーは「9回に単打を打って一塁に行ったらコーチからおめでとうと言われ、初めて気づいたよ。サイクルは初めてだったのでうれしい」というから、好感が持てる。
低迷というより、どん底のチーム状況の中、勝利を目指し、一生懸命にプレーしたということに他ならない。まだ28歳、これからの活躍に期待だ。
キャリア最高は2016年ブルワーズ時代、打率.285・19本塁打・63打点・62盗塁。盗塁王に輝いている。
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