MLBの日記

MLBの楽しさを伝えるブログです。

棒男

現地8日。レッドソックスのクリス・セールが本拠地フェンウェイ・パークでのエンゼルス戦で偉業を達成した。

この日の投球だけを見れば、今季の防御率4.68、5勝11敗は信じられない。

198センチのSTICKMAN(スティックマン・棒男)、サイドスロー気味のスリークォーターから投じるスライダーは、右打者に食い込み、左打者の背中から逃げていく魔球。速球とチェンジアップを組み合わせ、エンゼルス打線を圧倒した。

8回を投げて、大谷の不運な二塁打とトラウトの左前打のみ。2安打無失点、13奪三振の快投で6勝目をマーク。防御率を4.41に良化させた。

 

腕が良く振れ、スピン量も増加。 

5回に、7番ルイス・レンギフォから奪った7つ目の三振でシーズン200奪三振となり、7シーズン連続200奪三振を達成。これは、MLB史上たった5人しか成し得ていない快挙だった。

ウォルター・ジョンソン(1910-16)、トム・シーバー(1968-76)、ロジャー・クレメンス(1986-92)、マックス・シャーザー(2012-18)に続いたセールだが、まだ30歳。シーバーさんの9年連続を超える可能性は充分にある。

2013年 226(11勝14敗・ホワイトソックス

2014年 208(12勝4敗・ホワイトソックス

2015年 274(13勝11敗・ホワイトソックス)※最多奪三振

2016年 233(17勝10敗・ホワイトソックス

2017年 308(17勝8敗・レッドソックス)※最多奪三振

2018年 237(12勝4敗・レッドソックス

2019年 206(6勝11敗・レッドソックス

キャリアトータル、1995奪三振

 

この試合でア・リーグ2位タイ、ジャスティン・バーランダーと並び206奪三振となったセールは、1位のゲリット・コールの226奪三振に迫っている。奪三振王は、この3人に絞られた。

 

 

9回は、ブランドン・ワークマンが得意のカーブでキッチリと閉めた。

 

 

恐くないのか、コール・カルフーン。凄い。

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。