棒男
現地8日。レッドソックスのクリス・セールが本拠地フェンウェイ・パークでのエンゼルス戦で偉業を達成した。
この日の投球だけを見れば、今季の防御率4.68、5勝11敗は信じられない。
198センチのSTICKMAN(スティックマン・棒男)、サイドスロー気味のスリークォーターから投じるスライダーは、右打者に食い込み、左打者の背中から逃げていく魔球。速球とチェンジアップを組み合わせ、エンゼルス打線を圧倒した。
#SALEDAY DOMINANCE. pic.twitter.com/d9iPPkmR2K
— Red Sox (@RedSox) August 9, 2019
8回を投げて、大谷の不運な二塁打とトラウトの左前打のみ。2安打無失点、13奪三振の快投で6勝目をマーク。防御率を4.41に良化させた。
今日のエンゼルス打線はわずか2安打に抑え込まれてしまいました…大谷、トラウトによる2本のみ…💥#日本人選手情報 pic.twitter.com/TtpFVTP6gS
— MLB Japan (@MLBJapan) August 9, 2019
腕が良く振れ、スピン量も増加。
cHrIs sAlE’s vElOcItY iS dOwN. #Statcast pic.twitter.com/fsbQNoNqRp
— MLB (@MLB) August 9, 2019
5回に、7番ルイス・レンギフォから奪った7つ目の三振でシーズン200奪三振となり、7シーズン連続200奪三振を達成。これは、MLB史上たった5人しか成し得ていない快挙だった。
ウォルター・ジョンソン(1910-16)、トム・シーバー(1968-76)、ロジャー・クレメンス(1986-92)、マックス・シャーザー(2012-18)に続いたセールだが、まだ30歳。シーバーさんの9年連続を超える可能性は充分にある。
2014年 208(12勝4敗・ホワイトソックス)
2015年 274(13勝11敗・ホワイトソックス)※最多奪三振
2016年 233(17勝10敗・ホワイトソックス)
2017年 308(17勝8敗・レッドソックス)※最多奪三振
2018年 237(12勝4敗・レッドソックス)
2019年 206(6勝11敗・レッドソックス)
キャリアトータル、1995奪三振。
この試合でア・リーグ2位タイ、ジャスティン・バーランダーと並び206奪三振となったセールは、1位のゲリット・コールの226奪三振に迫っている。奪三振王は、この3人に絞られた。
Shutout complete. pic.twitter.com/sYPna4gtav
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9回は、ブランドン・ワークマンが得意のカーブでキッチリと閉めた。
Calhoun's got you covered. pic.twitter.com/Jtnw7ngn9J
— Los Angeles Angels (@Angels) August 9, 2019
恐くないのか、コール・カルフーン。凄い。
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