MLBの日記

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トレント・ソーントン

現地11日。敵地ロジャースセンターでのブルージェイズ戦に田中将大が先発登板。

相手先発は、25歳のトレント・ソーントン。今季メジャーデビューした新人ながら、チームで最も長いイニング(108回 2/3)を投げている。 

メジャーデビューは、3月31日のデトロイト・タイガース戦。5回を8奪三振、無四球、無失点と好投したが、勝ち星は挙げられなかった。

 

この日はスライダーがキレ良し、コントロール良しで内外コーナーに決まり、最多の36球を投げた。フォーシーム28球、スプリット28球、カーブ1球、カッター1球だった。

初回と2回は、内安打とエラーで塁に出したが、3回以降はリズムに乗り、7回まで5イニング連続三者凡退の快投。完封目前の9回に先頭ブランドン・ドルーリーに安打を許し、降板した。  

8回0/3を94球、3安打無失点、4奪三振、無四球で、勢いのあるブルージェイズ打線に2塁を踏ませなかった。 

4試合ぶり白星で8勝目(6敗)を挙げ、防御率を4.64と良化。

日米通算では171勝(NPB99勝 MLB72勝)となり、日本人現役投手の通算勝利数単独トップに躍り出た。

 

ヤンキースは17日間でダブルヘッダー2度を挟む19連戦中、ブルペンを休ませる大仕事でもあった。打ちこまれていた悪い流れを断ち、流れが変わるはずだ。

 

田中の後は、守護神チャプマンが締めた(31セーブ)。 

ブラディミール・ゲレーロjr.との13球の激闘は見ものだった。

 

この日は、ブレット・ガードナーの1打点で充分だった。

 

田中の好投は、ソーントンの好投のおかげでもある。 

良質な投げ合いは、互いに高め合う。攻撃の時間が短縮されることで、リズムに乗れる。

ヤンキース打線に6回1失点、ルーキーには大きな自信になる。今後の活躍が楽しみだ。

 

 

ありがとう。ジオ。 

 

 

 

 

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