MLBの日記

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ラファエル・デバース

現地13日、敵地プログレッシブ・フィールドでのクリーブランド・インディアンス戦にボストン・レッドソックスの先発エース左腕クリス・セールが先発登板し、通算2000奪三振を達成した。

前試合登板で、今季200奪三振、通算1995奪三振としていたセールは、初回から1番フランシスコ・リンドーア、2番オスカー・メルカド、3番カルロス・サンタナを、いきなり3者連続空振り三振と快調に滑り出す。

2回に、ロベルト・ペレスを見逃しの三振に斬り、3回、2死一、二塁のピンチの場面で、メルカドを得意スライダーで空振り三振に仕留め、通算2000奪三振を達成した。

メジャー10年目で、通算1626投球回での2000奪三振はMLB史上最速。

レッドソックスにも在籍し、殿堂入りを果たしたペドロ・マルティネス先輩が持っていた最速記録1711回1/3を、大幅に更新。85回1/3も早く到達した。

2位はランディー・ジョンソンの1733回1/3。

3位はマックス・シャーザーの1784回。

 

セールはこの日6回2/3を108球投げて被安打5、与四球2、奪三振12、失点5(自責点3)。防御率4.40。

勝ちは付かなかったが、今季218奪三振とし、ジャスティン・バーランダー(217奪三振)を抜き、暫定2位。トップを走るゲリット・コール(226奪三振)との差を詰めている。

 

 

インディアンス打線は、4回カルロス・サンタナの27号ソロ。 

 

セールは、サンタナを四球で出し、フランミル・レイエスに痛恨2号2ラン。 

パドレスでの27本塁打を加え、今季29号。

スイッチヒッターのリンドーアが右打席で、二打点。

セールは踏ん張れず、無念の降板。 

今度は左打席に入ったリンドーアが、ブランドン・ワークマンから気迫の一打で延長へ。

打率トップと好調のレッドソックス打線を引っ張っている今季覚醒中ラファエル・デバースが、4本の二塁打を放ち、6打数6安打3打点の大猛打。

1試合6安打以上で、二塁打4本以上は、メジャー史上初の快挙。22歳の若者が偉業を達成した。

 

6ー6で迎えた延長10回表にジャッキー・ブラッドリーJr.決勝点となる14号ソロを放ち、インディアンスを破った。

5番手のブランドン・ワークマンが今季9勝目(1敗)、6番手のアンドリュー・キャッシュナーがメジャー10年目にしてキャリア初セーブ。

連敗を“3”で止めたレッドソックスは63勝59敗。ワイルドカード圏内まで8.0ゲーム差と状況はかなり厳しい。

 

 

 

 

 

 

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