MLBの日記

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ピート・アロンソ

27日。敵地ニューヨークに構えるシティフィールドでのメッツ戦に、ダルビッシュ有が先発登板した。メッツ先発は、172cm台の好投手マーカス・ストローマン。

両チームともに3連敗中だが、勢いがあるのはメッツ。現地7月25日~8月10日で15勝1敗の快進撃だ。

今季どころか、ここ数年のベストピッチだったような気がした。

コントロールは安定し、全ての変化球でストライクが取れた。得意の切れ味抜群スライダー、速球も良いから、カーブもスプリットも効果抜群だった。 

6回のJ.D.デービスから奪った三振がこの日の4つ目、今季180奪三振

日米通算で2500奪三振(日本1250、米国1250)となった。

※日米通算の最多奪三振野茂英雄の“3122”

ちなみに、レジェンドひしめく2500奪三振達成者の中で、ダルビッシュ奪三振率(9.82)は、歴代1位だ。2位は野茂英雄で、9.27。 

いかに物凄い球を投げてきたかが、分かりやすい数字だ。

奪三振率=奪三振数(2503)×9÷投球回(2293)

5回にトッド・フレイジャーへの四球は、なんと142打者ぶり(8月・5度登板で31回1/3を投げて与四球1)。

8回を104球(ストライク73)投げ、5安打1失点7奪三振1四球。

5勝目(6敗)を挙げた。 防御率は4.25と良化。

今季3度目のハイ・クオリティスタート(7回以上を投げ、自責2以下)の快投で、

ダルビッシュが8回を投げきったのは、カブスに来て初。MLBネットワークのジョン・モロシ記者が伝えた。

降板時、メッツファンのブーイングなのか、敵地にも多数現れるカブスファンのユーイングなのか、分かりづらかった。

 

 

 

ダルビッシュ唯一の失点は、記念すべきアーチとなった。

4回に新人王最有力のピート・アロンソに先制となる42号ソロを浴びた。

球団の1シーズン最多本塁打は41。トッド・ハンドリー(1996年)、カルロス・ベルトラン(2006年)と並んでいたが、最高記録を更新。

新人での快挙達成は、1938年のジョニー・リゾ氏以来(カブスのアンソニー・リゾとは関係はありません)ということだ。

さらに、新人最多本塁打記録、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが持つ2017年に記録した52本の記録更新の可能性も出てきた。残り31試合で11本、見事制したホームランダービー後遺症で落ちていたペースが回復しつつある。

宿敵の主砲が持つ記録を超えるようなことになれば、熱いメッツファンは狂喜乱舞するに違いない。

 

 

5回。アディソン・ラッセルの8号2ランで逆転。

 

6回。ハビアー・バエズの29号2ランで追加点。

8回。ニコラス・カステヤノスが二塁打で出塁すると、バエズのタイムリ二塁打で、5点目。

 

 

9回。2番手のブランドン・キンツラーがJ.D.デービスに16号ソロで1点を返されたが、5-2で勝利した。

デービスは、今季第22週の「Play of the Week」に選ばれている。今季から新設された各週の最高の守備を表彰するもの。

 

 

野手のヒーロー。 

華がある。ここぞで結果を出す昨季の打点王

首元のジャラジャラがなければ、もっと動けそう。 

 

 

 

 

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