MLBの日記

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ヤディアー・モリーナ

シカゴ・カブスが窮地に立たされている。

4連戦の初戦。今季不振喘いでいるマット・カーペンターの劇的な1発で、延長10回まで縺れた接戦を落とし、同地区順位とワイルドカード争いで、ミルウォーキー・ブルワーズに抜かれ、1ゲーム差の3位に後退した。

リグレー・フィールドに、ナ・リーグ中部地区首位のセントルイス・カージナルスを迎えた第2戦目。

両軍負けられないライバル対決は、やはり締まった試合となった。

 

カブス先発のアレク・ミルズが5回途中まで2安打の好投。

カイル・シュワーバーの2塁打をきっかけに、デビッド・ボーティのセカンドゴロ間に先制。 

しかし、 

9度のゴールドグラブ賞を誇るヤディアー・モリーナが3安打の大活躍。

6回、3つの四球で、無死満塁のチャンスでセンターへの2点タイムリーを放ち、これが決勝点。

 

36歳となり、衰えが隠し切れないモリ―ナだが、チームにもたらす活力は絶大。来季を持って、引退の意思も示している。自身3度目のワールドチャンピオンなるか。

 

先発マイケル・ワカの後は、5投手を継ぎこみ、1点のリードを守りきった。

カージナルス2番手のライアン・ヘルスリーが今季2勝目、6番手のカルロス・マルティネスが今季22セーブ目。

 

 

渋い記録もあった。 

右打者による二塁打57本は、殿堂入りしたカブスのビリー・ハーマンが1936年に打って以来83年振りの快挙となった。 

近年、左打者では、ロッキーズのトッド・ヘルトン(2000年・59本)、ブルージェイズカルロス・デルガド(2000年・57本)が達成しているようだ。

 

痛恨の4連敗となってしまったカブス、万事休すといいたくなる。

首位カージナルスとは5ゲーム差となり、地区優勝争いは厳しくなった。ワイルドカードでのプレーオフ進出も期待が薄い。

2ゲーム差で先を行くブルワーズは、主砲クリスチャン・イエリッチを欠いたにもかかわらず、団結力を増しているうえ、対戦カードは、パイレーツ→レッズ→ロッキーズと5割を下回るチームが続く。カブスカージナルスとの直接対決が5試合(内ビジター3試合)も残している。

 

 

 

 

カッコイイ。

 

 

 

 

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