MLBの日記

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惜敗

前日の3戦目。9回、守護神がまさかの2被弾で、痛恨の5連敗。

ワイルドカード二枠は、ミルウォーキー・ブルワーズワシントン・ナショナルズでほぼ決まり。可能性はあるにはあるが、残りの日程を考えれば、希望は潰えたとしか思えない。

現地22日。

先発は、ダルビッシュ有

投げ合うのは、元巨人で昨季最多勝(18)最高勝率(.818)のマイルズ・マイコラス。今季は、9勝14敗、防御率4.29と低調も、ローテーションを守り続けている。

8回までは、最高だった。

被安打4、奪三振12、無四球、ポール・デヨングのソロによる失点1のみ。

雨が降って、ボールが濡れ、マウンドが悪くなっても、十色の変化球を見事に操った。

しかし9回、この日もカージナルスはしぶとさを見せた。

先頭の代打ホセ・マルティネスに三塁打を許すと、デクスター・ファウラーの犠牲フライで同点、ヒットで出塁したトミー・エドマンに二盗され、迎えた巧打者ポール・ゴールドシュミットに試合を決めるタイムリ二塁打を打たれた。

ダルビッシュが8回1/3を7安打3失点で8敗目(6勝)、

本拠地リグレー・フィールドで、カージナルスに4連戦をスイープされるのは、1921年以来、98年ぶりの珍事だった。

 

4試合連続1点差の接戦をものにしたカージナルスは、ワイルドカード以上を決め、地区優勝へのマジック“4”とした。

 

 

初回。ヤディアー・モリーナのパスボールでカブスが先制。

3回。ポール・デヨングが、連日の29号ソロでカージナルスが追いつく。

6回。ニコラス・カステヤノス のキャリアハイとなる27号ソロで勝ち越した。

9回の逆転勝利への道筋を作ったのは、マイコラス。

7回2/3を8安打2失点(自責点1)の粘投を見せた。カーブが素晴らしく、緩急がつき、速球を速く見せた。

両先発を見て思う。

球速の変化に乏しい田中将大もカーブをもっと使えば投球の幅が広がるはず、いくら大舞台に強い彼でも、スプリットが機能しなければ苦しむだろう。

 

 

泣きっ面に蜂。 

クリス・ブライアントはもちろんチームとしても痛い離脱。

打率 .282・本塁打31・OPS(出塁率長打率).903だった。

 

 

 

珍しく物に当たり、目を赤くしたダルビッシュ

三塁打を打たれたマルティネスへのカットボールはやや甘かったが、決勝打となったゴールドシュミットへの内角低めに落ちるスプリットは失投ではなかった。

負けても称えたい、素晴らしい投球だった。

この日も12奪三振で、3試合連続12三振以上を奪ったのは、チームでも日本人投手でも初めて。記録の残る1908年以降、たった11人しかいない快挙だった。

 

 

次の登板、今季ラスト登板も、カージナルス戦。今度は、敵地ブッシュ・スタジアム。

目の肥えた相手ファンを唸らせる姿を見せて欲しい。

 

 

 

 

 

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