MLBの日記

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ビッグゲーム・ピッチャー

 現地5日。本拠地ヤンキースタジアムで行われたツインズとの地区シリーズ第2戦。

「ビッグゲーム・ピッチャー」「ミスターオクトーバー」と呼ばれるほどになった田中将大が、先発登板。 

高めに速球を見せ、スプリット、スライダーを低めに集め、30本塁打超え打者が5人、シーズン最多307本塁打を誇る超強力打線を翻弄した。

序盤は良くなかったが、初回のピンチを併殺に取れたことで落ち着いた。丁寧に投げるうちに修正し、落ちなかったスプリットも徐々にキレを増し空振りを取れようになった。左打者の膝元に食い込むスライダーも抜群だった。

5回83球(ストライク52球)、7奪三振死球1四球、3安打1失点と好投。

ポストシーズン通算4勝目を挙げた田中。ポストシーズン6試合連続2失点以下は、ドジャースのNo.1レジェンドの呼び声高いサンディー・コーファックス以来史上2人目の偉業となった。

 プレーオフで5試合以上先発している227投手で、通算被打率.164はMLB史上1位、通算防御率1.54は史上5位、WHIP(与四球・被安打数合計を投球回で割った数値)0.80も驚異的。

 

初回。1死から死球と内野安打で、一、二塁のピンチを迎えたが、一ゴロ併殺に打ち取り、無失点で立ち上がった。

その裏。4番エドウィン・エンカーナシオンの適時打で1点を先制した。

2回。遊ゴロと2者連続空振り三振で3者凡退。

3回。一ゴロと2者連続三振で3者凡退。

3回裏。ジャンカルロ・スタントンの犠牲フライ、グレイバー・トーレスのタイムリー、ディディ・グレゴリウスの満塁本塁打、ブレット・ガードナーのタイムリーで、打者12人の猛攻で一挙7点。8-0と大きくリード。

4回。1死から四球と連打で1点を失ったが、後続を2者連続空振り三振に仕留めた。

5回。10球で3者凡退。 

トミー・ケインリー、アダム・オッタビーノ、タイラー・ライオンズ、ジョナサン・ロアイシガと繋ぎ、ツインズの反撃を1点に抑えた。 

 

連勝したヤンキースは、2004年から続くポストシーズンでのツインズ戦の連勝を12に伸ばした。プレーオフでの連勝記録はヤンキースの球団最長記録にもなっている。

日に敵地ミネアポリスで行われる一戦で、更に記録を伸ばし、同時にリーグ優勝決定シリーズ進出を決められるか。ツインズは、死に物狂いで阻止をする。

先発予定は、復帰して間もないルイス・セベリーノとキャリアハイ15勝のジェイク・オドリッジ。楽しみで仕方ない。

 

 

 

 

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