MLBの日記

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ダンズビー・スワンソン

アトランタでの2試合を1勝1敗とし、セントルイスのブッシュ・スタジアムに移して行われたブレーブスVSカージナルスの地区シリーズ第3戦。

 

カージナルスの38歳アダム・ウェインライトとブレーブスの22歳マイク・ソロカによる素晴らしい投げ合い。

子供の頃からファンだったブレーブス相手に気迫の投球、7回 2/3を120球、8奪三振、無失点。

幾多の苦難を乗り越えた名バッテリーは、これからセントルイスの名門を担う後輩たちに、カージナルス魂を注入した。

加えて、ポストシーズンにおいて、38歳以上で8奪三振以上は10人目、120球以上を投げたのは4人目。ナ・リーグポストシーズン史上5人目の通算100奪三振にも到達した。 

 

 

大先輩の好投に呼応するようにソロカも負けじと付いていく。ポストシーズン初登板とは思えないほど落ち着き、コントロールが素晴らしかった。

2018ブレーブスのNo.1トッププロスペクト(超有望株)は、今季174回 2/3を投げ13勝4敗、防御率2.68と大ブレイク。ピート・アロンソがいることで、恵まれそうにないが、新人王級の活躍で、地区優勝に大きく貢献した。

ポストシーズンで、7回を被安打2以下で投げたメジャー史上2番目に若い投手。

強心臓。 

 

 

2回裏。マーセル・オズナの二塁打から1死三塁のチャンスで、マット・カーペンターの犠牲フライで先制。両先発の好投で、しばらく試合は動かなかった。

8回裏。無死一・二塁のチャンスを生かせなかったカージナルスにピンチがやって来る。

1点リードの9回表。第1戦で3失点と不安定なカルロス・マルティネスに託したが、誤算。ジョシュ・ドナルドソンの二塁打から、2死三塁で、対戦成績からブライアン・マッキャンを敬遠で歩かせ、5打数0安打と相性の良いダンズビー・スワンソンとの勝負を選択。しかし、中に入った初球を振りぬかれ、タイムリ二塁打で同点に追いつかれると、2ナッシングと追い込んだアダム・デュバルにも2点タイムリーで、土壇場で逆転に成功された。

伏線があった。 

やはり、好守は“好”撃に繋がるものなのだ。

 

 

2勝1敗で、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけたブレーブスは、ダラス・カイケル。もう後がないカージナルスは、今季16勝、防御率3.35と大ブレイクのダコタ・ハドソン。

 

 

 

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