ジャック・フラハーティ
現地9日。2勝2敗で迎えたナ・リーグ地区シリーズ第5戦は、アトランタのサントラスト・パークに舞台を戻して行われた。
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先発は、このシリーズ第2戦と同じ顔合わせ。
7回無失点と圧巻の投球で勝利投手になったマイク・フォルテネービッチ。
敗戦投手になってしまったものの、7回を3失点と好投したジャック・フラハーティ。
好調の投手対決は、予想だにしない展開が待っていた。
フォルテネービッチが1つのアウトしか取れずに降板に追い込まれたのだ。
10-RUN FIRST INNING
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STRIKEOUT (REACHED ON WILD PITCH)
GROUNDOUT pic.twitter.com/bL6YhJsQfK
マーセル・オズナのタイムリーで先制すると、打者14人の猛攻で、初回に一挙10得点。1度火のついた打線は、急きょ登板で準備不足だった2番手マックス・フリードも止めることが出来なかった。
2002年のエンゼルス(vsツインズ)以来、1イニング10得点はポストシーズン史上4度目であるが、初回に限れば史上初の快挙となるという。
2回にも、1死からトミー・エドマンの三塁打、ポール・デヨングの二塁打で、1点を追加。
3回には、四球死球失策で満塁のチャンスで、ハリソン・ベイダーとデヨングのタイムリーで2得点。
大量援護を受けた先発ジャック・フラハーティは腕を良く振り、大胆に投げ込んだ。
ブレーブスの反撃を4回裏のジョシュ・ドナルドソンのソロ本塁打による1点のみに抑え、6回104球、4安打1失点の好投でポストシーズン初勝利。
ジオバニー・ガジェゴス、ジョン・ブレッビア 、ジェネシス・カブレラの3人が1イニングずつを無失点に抑え、試合を締めくくった。
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この大ホームラン時代に、この大量得点をすべて打線の繋がりによってなされたことが、古豪カージナルスらしくて良い。
ロナルド・アクーニャにメジャーの洗礼。
第1戦の本塁打だと思いこみ走らず、単打にしたこと。2ランを放った際にバットを持った左手を掲げ続け、ジグザグ走塁をしたこと。
第3戦にも、最後のアウトとなるフライを捕り、ノドを切るポーズをしたこと。
これが、カージナルスに火をつけたのかもしれない。
今季41本塁打、37盗塁とMLB史上5人しかいない「40ー40」に迫るほどのポテンシャルを持つ21歳の若者には、精神的にも成長できる良いきっかけになるはずだ。
レギュラーシーズンの勝率で上回り、若手主体で勢いのあるブレーブスを、大舞台での経験値で勝るカージナルスが破り、2014年以来5年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
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35歳ブライアン・マキャンが現役引退を表明した。
近年では、打てるキャッチャーの代表格。
9年連続20本塁打以上を誇り、シルバースラッガー賞を6度受賞。通算成績は打率.262、捕手としてはメジャー史上8位となる282本塁打、1018打点。
7度選出されたオールスターでは、2010年にMVPに輝いた。
キャリア最多26本塁打94打点は、2015年。
ブレーブスでは、川上憲伸、斎藤隆、ヤンキースでは、田中将大、黒田博樹とバッテリーを組んだ。
ヒゲを剃れば可愛かった。感動をありがとう。
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