MLBの日記

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2020シーズン開幕戦

新型コロナウイルスの感染拡大により、約4ヵ月遅れ、60試合に短縮されたメジャーリーグが23日に無事開幕した。

首都ワシントンDCを本拠地とする昨年の覇者が、ナショナルズ・パークに今年も優勝候補筆頭ヤンキースを迎えた。 

ヤンキースは、オフに9年総額3億2400万ドル(約345億円)、平均年俸MLB投手史上最高額のメガ契約で、新加入のゲリット・コール。

ナショナルズは、サイ・ヤング賞に3度輝くマックス・シャーザー。開幕に相応しいエース対決となった。

 

子供の頃から憧れた名門のユニフォームに袖を通したコールは、5回を75球を投げて、アダム・イートンにライトへの本塁打を喫した1本のみ。1安打1失点の好投。おまけに、完投勝利まで転がり込み、プレッシャーを感じながらも、「楽しかった。」と嬉しそうだった。

 

11三振を奪ったシャーザーだったが、スタントンには甘く入ってしまった。

2安打3打点の大活躍。昨季は怪我で18試合のみと悔しいシーズンだったが、最高のスタートを切った。

試合は、4ー1でリードした6回表途中に雷雨に襲われ、約2時間の中断後、降雨コールドとなった。

 

ナショナル打線が寂しく感じた。打点王のアンソニー・レンドンが、ロサンゼルスへ去り、昨季34塁打110打点の優勝に大きく貢献したフアン・ソトが、新型コロナウイルスの検査で陽性反応により、欠場(復帰するには2度の検査でいずれも陰性を示す必要がある)で、主砲二人がいなかったからだ。それでも、ブレイクの予感漂う23歳ビクター・ロブレス、新加入の好打者スターリンカストロがいる。期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西海岸開幕戦は、ドジャースvsジャイアンツのライバル対決、ロサンゼルスで行われ、7回に一挙5点を入れたドジャースが8ー1で白星。

エース左腕のクレイトン・カーショウが開幕戦当日に故障者リスト入りするアクシデントに襲われ、198㎝の22歳ダスティン・メイが先発マウンドに立つという緊急事態だったが勝利を収めた。

ドジャースの開幕戦に新人が先発したのは1981年の通算173勝サイ・ヤング左腕フェルナンド・バレンズエラ以来、39年ぶり。

メイは7安打を許しながらも、4回1/3を、1失点とチームを救う粘投。

昨季にメジャーに昇格して14試合に登板。2勝3敗、投球回数(34回2/3)と浅い経験値ながら、大仕事をやってのけた。 

エンリケ・ヘルナンデスが、4安打5打点1本塁打の大暴れだった。

 

 

2018年のア・リーグMVPでボストン・レッドソックスからオフに移籍し、開幕直前に12年、3億6500万ドル(約391億円)で契約を延長したムーキー・ベッツは「2番・ライト」で先発出場。7回には大量得点のきっかけになるレフト前ヒットを放ち、5打数1安打とまずまずのスタートを切った。

 

 

無観客は、音が楽しい。

 

 

 

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