パトリック・サンドバル
ミネソタ州ミネアポリスに構えるミネソタ・ツインズのホーム、ターゲット・フィールドでの第3戦。
Sandy gets the start
— Los Angeles Angels (@Angels) July 24, 2021
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エンゼルスの先発は、パトリック・サンドバル。
24歳の左腕はブルペンで結果を残し、先発転向のチャンスを掴んだ。
先発投手の中では、大谷翔平を除けば、防御率3.86と最も安定感がある。直近の2試合は勝ちがつかなかったが、7回を投げ切り、自信を深めている。
通算83勝左腕のホセ・キンタナ、開幕投手を務めたディラン・バンディ、二桁勝利を見込んだ先発2人が、6点台後半の防御率と絶不調でブルペンに組み込まれている。
先発の駒不足により、5月からローテーションを任されたばかりでメジャー実績たった3勝の投手が、予想外の快投を見せた。
直球を見せ球に、得意のチェンジアップ、スライダーで翻弄。
8回まで許した走者は四球1、死球2、エラー1による4人だけ、自己最多の13奪三振を記録し、9回裏一死までノーヒッター。
ルーキーのブレント・ルッカーに二塁打を浴びて快挙達成を逃し、二死2塁となったところで降板。クローザーのライセル・イグレシアスがジョシュ・ドナルドソンにタイムリー二塁打を打たれ、1失点が記録されたが、キャリア最高の投球で今季3勝目 。
Patrick Sandoval, Nasty Changeups. 👌👌
— Rob Friedman (@PitchingNinja) July 25, 2021
11th and 12th Ks. Y'all should watch the 9th. 🤫 pic.twitter.com/04PJSXG36l
素晴らしい腕の振り。コース、高さも抜群。
大谷は、「2番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。
前日、後半戦で初めてとった休養日が良かったか、2本の二塁打を放ち、4打数2安打で今季27度目のマルチ安打を記録した。
ホームランダービー後遺症の感が否めない。後半戦は計24打数4安打1本塁打で打率・167と不調で、27打席で14三振を喫していたが復調の兆しだ。
オールスター明けには、復帰がささやかれていたマイク・トラウトが遅れている。プレーオフ進出が厳しい状況で、急ぐ必要はないと判断しているのかもしれない。
再建モードに切り替わるとすれば、昨オフGMに就任したペリー・ミナシアンの舵取りはどうなるだろう。
トレード要員になりそうなのは、今季終了後にFAとなるアンドリュー・ヒーニー、アレックス・カッブ、出せれば出したいバンディとキンタナ。人気が高そうなライセル・イグレシアスは、留めておきたい。
ミナシアンGMと言えば、今年のドラフトで、史上初となった全20指名のうち、投手のみ20人を選択したことが話題を呼んだ。近年、投手で苦しんできたエンゼルスには、これぐらい思い切った改革が必要だったのかもしれない。選んだ選手たちが芽を出す数年後が楽しみだ。
ドラフト1巡(全体9番目)指名は、マイアミ大の21歳右腕サム・バックマン。
今季の成績は12試合に先発し4勝4敗、防御率1・81。59回2/3を投げ93個の三振を奪い、被打率は.147。最大の武器は94マイル~97マイルの高速シンカー。スライダーとチェンジアップも優秀で、高い奪三振率を誇る。
硬そうに見える。怪我が心配になる投げ方だ。即戦力として考えているようだが、メジャーで活躍するには、まだ時間がかかりそうだ。
引っかかるのは、ヴァンダービルト大のクマール・ロッカー(ニューヨーク・メッツの1巡(全体10番目))を選ばなかったことだ。バックマンより数段上に見える。人間性や生活習慣なども細かく査定することもあるだけに、能力だけで判断したわけではないのだろうが、逃した魚はデカそうだ。
二人から目が離せない。投げ合う姿を想像すると興奮する。
wholesome teammate moment pic.twitter.com/CnlWqlNMVV
— Cut4 (@Cut4) July 25, 2021
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