ジオバニー・ウルシェラ
今季開幕投手を務めたマルコ・ゴンザレスと田中将大が先発した一戦。
タナカサン、頼みます!明日はバッチリ決めて3勝目ゲットだぜ!@t_masahiro18 #日本人選手情報#試合予告 pic.twitter.com/v1ubXDESUW
— MLB Japan (@MLBJapan) May 7, 2019
田中にとってマリナーズは、7勝0敗、防御率2.02とお得意様である。
初回、上々の立ち上がり、特に4番エドウィン・エンカーナシオンを見逃し三振に仕留めた際のインコースに食い込み仰け反らせるツーシームが抜群だった。
しかし2回。先頭のドミンゴ・サンタナに四球を与え、続くジェイ・ブルースに二塁打を浴びて無死二・三塁のピンチ。ティム・ベッカムを打ち取り1死一・三塁とするも、リオン・ヒーリーの犠牲フライで先制点を献上した。
3回は先頭ゴードンに中安打を許すも、ミッチ・ハニガーを併殺打に仕留め打者3人で抑えた。
4回表には、ライトフライのお見合いが重なった1死一・二塁のピンチを無失点で凌いだ。
5回表は三者凡退に抑えたが、6回にエンカーナシオンに11号ソロを被弾。
またもや落ちなかったスプリット。初回のような攻めが出来れば、、。
7回表1死一塁、球数が95球に達した時点で雨天中断となり降板。6回1/3.5安打2失点で今季3勝目を挙げることはできなかったが、QS(クオリティスタート・6回以上.自責点3点以内)で見事試合をつくった。
前回登板4回で降りたDバックス戦よりも今日の田中は、失投が多かった。それに加えて、審判との相性、降雨、仲間の拙守もあった。それでも、良かったスライダーを軸に、フォーシーム・ツーシームで粘投。課題のスプリットも依然として低めを見極められているが、徐々に精度が上がってきた。次は早めの援護を期待したい。
試合は、今季5勝と好調ゴンザレスの投球術の前に、凡打の山を築き、マリナーズが主導権を握る展開。マリナーズ1点リードで迎えた8回表、2死一・二塁のチャンスで、ドミンゴ・サンタナとジェイ・ブルースの連続タイムリーで2点を追加。
しかし、ヤンキースは8回裏に1点を返し、2-4で迎えた9回裏に劇的な展開。グレイバー・トーレスのヒットで1死一塁からジオバニー・ウルシェラが起死回生の2号2ランで同点。さらにキャメロン・メイビンがヒットと盗塁で一打サヨナラのチャンスを作り、DJルメイヒューがライト前に弾き返して試合に終止符を打った。
メイビンの活躍も光る。
田中の負けを消してくれたヒーロー、ジオ。 感謝を込めて凄すぎる守備を二つ。
ヤンキースが目を丸くした守備力。アンドゥハーにこれは出来ない。
もう一人のヒーロー
.@DJLeMahieu received his 2018 Rawlings Gold Glove Award before tonight's game. Congrats on Gold Glove #3, DJ! @RawlingsSports pic.twitter.com/C1h2FrBm24
— New York Yankees (@Yankees) May 7, 2019
三度目のゴールドグラブ。派手さはない、寡黙で仕事が丁寧、職人のような素晴らしい選手だ。
マリナーズブルペンの弱さもあるが、負け試合もモノにしてしまう逞しさがある。主力が帰ってきたからといって、これだけの粘りが見せられるのかと思うほど強い。
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