アーロン・ブーン
地区優勝へのマジック“1”としているヤンキースは、現地19日。本拠地にロサンゼルス・エンゼルスを迎えた第三戦で勝利し、今季100勝目に到達で、2012年以来7年ぶりとなる地区優勝を決めた。
Series finale tonight.
— New York Yankees (@Yankees) September 19, 2019
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先発登板したのは田中将大、マスクはオースティン・ロマイン。
前日から復帰したガラスの大砲、ジャンカルロ・スタントンは、今季11試合目の出場。試合勘のなさが気にかかる、ポストシーズンで活躍できるだろうか。
甘く入る失投もあり憮然とした表情を見せた場面もあったが、この日はスプリットが良かった。
7回を86球、6奪三振、4安打、コール・カルフーンの32号ソロによる1失点のみと素晴らしい内容だった。今季11勝目(8敗)を挙げ、防御率4.47と良化。
やはり、マイク・トラウトと大谷翔平の離脱した打線は、とても寂しい。
エンゼルス先発の好投手左腕アンドリュー・ヒーニー相手に、打線も奮闘。
2回。DJ・ルメイヒュー の25号3ランで先制。
4回。ブレット・ガードナーが26号ソロ。
8回。キャメロン・メイビンの9号ソロ。クリント・フレイジャーの12号2ラン。
田中のあとは、2番手のコーリー・ギアリンが三者凡退、守護神アロルディス・チャップマンが完璧リリーフで決めた。
1シーズンでのチーム本塁打記録更新中の2チーム。
1発攻勢で4本塁打のヤンキース打線(292)だったが、ミネソタ・ツインズ打線(293)も4本塁打と、場外でも激しい打ち合いが続いている。
メジャー新記録となる30人がIL(故障者リスト)入りする珍しいシーズンとなったが、まさに全員野球で地区優勝を成し遂げた。
喜びは、やや控えめに見えた。
2012年、地区優勝を喜ぶ輪の中で、「ここからが本番だ」デレク・ジーターがイチローに言ったことを思い出した。
Stackin' Hundreds. pic.twitter.com/0Rt7vdfCow
— New York Yankees (@Yankees) September 20, 2019
ヤンキースの指揮官として初の地区優勝を飾り、通算200勝を達成したアーロン・ブーンは、就任後2シーズンともに100勝以上を記録したMLB史上初の監督となった。
17日、ようやく今季初登板、昨季19勝のルイス・セベリーノが帰ってきた。
ところが、
驚愕のバットニュースが出た。
10年ぶりのワールドチャンピオンを目指すヤンキースに大きな痛手。
ヤンキース防御率4点台にもかかわらず、勝率.818は両リーグトップ、今季18勝4敗のミスター勝ち運ドミンゴ・ヘルマンが、家庭内暴力(DV)規定違反で離脱することになるという。
最近のDV規定違反で下された出場停止処分が、
ヒューストン・アストロズのロベルト・オスーナが75試合。
フィリーズのオデュベル・ヘレーラが85試合。
現在調査中だが、今季残り試合全休が濃厚。
ポストシーズンに不安が高まってしまった。ブルペン陣に大きな負担がかかることになる。
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