MLBの日記

MLBの楽しさを伝えるブログです。

祝30歳初勝利

現地18日。シアトル・マリナーズは、本拠地T-モバイル・パークに昨季のアメリカンリーグ王者でファイナリストであるタンパベイ・レイズを迎えた。

菊池雄星が今季13度目の先発登板。前日の6月17日が誕生日、30歳初めての試合は、真価が問われそうな試合だ。

相手は、毎年激戦区となる東部地区を首位を行き、2020年のア・リーグ最優秀監督賞に輝いたケビン・キャッシュ監督が変幻自在の指揮を執る曲者集団。強力打線とは言えないまでも、堅守でチャンスに強い。

ア・リーグトップタイの勝利数だが、対左腕のチーム打率は.219で30球団中26位という嬉しいデータがある。

マークすべきは、昨季大ブレイク、新人野手では史上初となるリーグチャンピオンシップシリーズMVPに選ばれたランディ・アロサレーナだろう。この右の強打者は、逆方向に飛距離を出すことができる。

ポストシーズン24安打、10本塁打、55塁打はいずれも新記録。 

当たりだすと止まらない。 

 

 

自信がみなぎっていた。立ち上がりに苦心し、ランナーを背負っても動じず、次の一球に集中している。そう見えた。「バックを信じて投げた」と打たれることも恐れなかった。速球、カッターは素晴らしく、スライダーも良く決まった。

7回を103球投げて、4安打、6奪三振、3四球、1失点の好投を見せ、今季4勝目(3敗)。最速98.1マイル(約157.9キロ)をマーク、防御率は3・46と良化。 

81奪三振はリーグ12位、WHIP1.04はリーグ9位、被打率.198はリーグ5位タイ。

13先発登板中クオリティ・スタート10度。抜群の安定感を誇っている。

※WHIP= (与四球 + 被安打) ÷ 投球回 

 

 

1回、2安打と併殺崩れで1点を先制されたものの、最少失点に踏ん張ると、打線が答えてくれた。 

直後の1回裏、マリナーズはレイズ先発のマイケル・ワカに打者一巡の猛攻を浴びせ、カイル・シーガー、ジェイク・バウアーズ、シェド・ロング、ルイス・トレンズと4本のタイムリーで4点を奪い、すぐさま逆転に成功。

3回裏にも、連打と四球で一死満塁のチャンスを作り、トレンズのタイムリー内野安打で5点目を奪った。

好投した菊池のあとを継いだケンドール・グレーブマン、ドリュー・ステッケンライダーがリードを守り抜いた。

 

 

今後の登板内容如何によっては、オールスター・ゲーム選出の可能性も出てきた。今のシアトルから選ぶなら、贔屓目なしに菊池だろう。 

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。