MLBの日記

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ラッセル・マーティン

現地は5月15日 本拠地ドジャー・スタジアムでのパドレス戦に前田健太が先発登板。

7回途中12奪三振無失点の快投、打っても決勝打を放ち、投打に渡る大車輪の活躍で5勝目を挙げた。

 


初回を3者凡退で上々に立ち上がると、

2回裏、コリー・シーガーのヒット、クリス・テイラーの送りバント、アレックス・ベルドゥーゴのヒットと盗塁で、死二、三塁のチャンスで打席に立った前田が、先発左腕ストラーム高めのスライダーを詰まりながらも一塁後方へ一塁手二塁手、ライトの間にポトリと落とし、2点を先制。結果的にこの一打が、この試合での全得点となった。

今季4本目の安打は今季初のタイムリーで初打点。さらに4回の先頭でもライト前ヒット。メジャー初のマルチ安打を記録した。

 

手が痺れたようなアクションで笑顔を見せると、気を良くしたのか、

直後の3回表のマウンドでは圧巻の3者連続三振に仕留め、4回も先頭打者を空振り三振に取り、2回途中から6者連続三振とした。

2点リードの7回も続投した前田は、2死一塁の場面で降板。

 

 

前田は6回2/3で85球、3安打12奪三振無失点の快投。

6回1安打無失点で4勝目をマークした前回10日(同11日)のナショナルズ戦に続く無失点のクオリティスタートで、防御率を3.51とした。

 

12奪三振以上、なおかつ、チームの全得点(2得点以上)を生んだのは、メジャー初の快挙だという。


前田のあともスコット・アレクサンダー、ペドロ・バエズ、ケンリー・ジャンセンと踏ん張り繋いで完封リレーが完成させた。 ドジャースは3連勝で、貯金は今季最多を更新する13となった。

 

チーム事情はあるが、7回を投げさせて終えたほうが先発投手はスッキリと気持ちよく終われる、塁に残して降りたくはない。まだ85球で、今日の危なげない投球ならなおさらだ。似た立場のヤンキースも、継投が早い。データ豊富なメジャー、勝利の確立からきているのだろうが、好投の先発を変えればリスクも生まれるとも思うのだが。

最近のトレンドでは、資金力があるチームの投手は、様々な部門のタイトルから遠ざかりそうな気がする。その価値は薄らいでいるが、シーズン200イニングは難しくなり、サイ・ヤング投手も出にくくなるだろう。エンゼルス大谷、マリナーズ菊池が条件としてはいいが、、夢の日本人サイ・ヤング投手が見られる日は来るのだろうか。


 

 

忘れてはならないのは、好投を支えたラッセ・マーティンである。カナダ出身、メジャー14年目のベテランで、キャリアのスタートは2002年にドジャースにドラフト指名された選手。

マーティンは捕手として非常に優れており、投手からの評判はすこぶるいい。構え、フレーミング、特徴活かしたリード、おそらくコミュニケーション能力も高い。

2010年までドジャースに在籍、斎藤隆黒田博樹とバッテリーを組んだ。斎藤と組んだのは156試合。メジャーでの全登板試合数338試合の46パーセント。
黒田も90試合で組み、メジャー全212試合の42.4パーセントだった。

黒田は、マーティンと組んだときが、一番良かったと記憶している。

 

マーティンは捕手としてはカージナルスのヤディア・モリーナに次ぐ高齢。その情報だけでも、彼の能力の高さを証明しているが、優勝を目指すドジャースが1月にトレードで古巣に復帰させたことは本当に凄いことだ。

オースティン・バーンズも良い。ディフェンス面において優秀な捕手が二人もいるチームが他にあるだろうか。。まだ早計ではあるが、投手陣の防御率に表れている。圧倒的な強さを誇るドジャースを陰で支えているのは、縁の下の力持ちの好捕手二人である。

 

2007年のゴールドグラバー。

打率は高くないが、一発がある。キャリアハイは2015年ブルージェイズ在籍時の23本。 

際どいコースをストライクにしてくれる技術は、投手にとって、非常に大きな助けになる。 

 

今まで13年間メジャーでプレーして、10度ポストシーズンを経験しているマーティンは、ワールドシリーズ制覇に必要な最後のピースなのかもしれない。

 

強力な打撃の援護、チェンジアップを備えた前田は、キャリアハイの16勝を超えそうな気がしてならない。



 

 

 

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