ウィルマー・フローレス
現地9日。シティ・フィールドで行われた、ニューヨーク・メッツVSアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦。ワイルドカード獲得を目指し、負けられない両軍の対決。
We start a four-game set tonight against Arizona. #LGM
— New York Mets (@Mets) September 9, 2019
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8月後半の6連敗(ブレーブス3敗、カブス3敗)が響き、直近のワイルドカードを争うフィリーズとの三連戦をホームで痛い負け越し、ナ・リーグ東地区4位と苦しいが、ワイルドカード圏内に4ゲーム差と可能性を残し、負けられないメッツは、頼れるエースのジェイコブ・デグロムが先発。
9月に入って、6勝2敗と好調のダイヤモンドバックスは、韓国野球を経て、今季メジャーデビューを果たした30歳のオールドルーキー、メリル・ケリーが先発。シーズン途中でマリナーズからやってきたマイク・リークを除けば、開幕からローテーションを守り続け、チーム最多のイニング(157回1/3)を投げ、立派な仕事をしている。
ケリーは、現地9月3日の前回登板、7回無失点9奪三振の好投で二桁勝利を達成。今季ここまで、10勝13敗、防御率4.69。おじさんが応援したくなる投手だ。
デグロムは、7回108球(ストライク69球)を投げて被安打3、奪三振11、与四球1、失点1という流石のピッチングを披露。
8、9回を2番手のセス・ルーゴが完璧リリーフで2点リードを守り抜き、3ー1でダイヤモンドバックスとの接戦を制した。デグロムは今季9勝目(8敗)、ルーゴは、5セーブ目。
デグロムとルーゴの前にわずか3安打と抑えられ、援護なく敗戦投手となってしまったケリーだが6回7安打3失点の粘投で、試合を作った。
初回にピート・アロンソの46号ソロで先制。
4回。ウィルソン・ラモスの二塁打と敬遠で、2死一・二塁のチャンスを迎え、アーメッド・ロサリオのタイムリーで2点目。
5回。デグロムから唯一の得点。
メッツ生え抜きで、メジャーデビューして6年間活躍したウィルマー・フローレスのドラマティックな8号ソロ。
2015シーズン、試合中にブルワーズへのトレードが決定したと報じられ、流した涙が忘れられない。結局破談になり、残留したフローレスは、胸を打たれたメッツファンから特に愛された。
その裏。アロンソがこの日2本目の47号ソロを放ち、勝負は決した。
Taking care of business. #MetsWin!
— New York Mets (@Mets) September 10, 2019
FINAL: #Mets 3 - Arizona 1
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新人王候補の筆頭のアロンソは、この試合4打数2安打、2本塁打、2打点で打率.270。今季の本塁打数は“”47“”。
アーロン・ジャッジが持つ新人最多本塁打記録(52)まで、あと残り17試合の中で、5本に迫っている。更新は濃厚だ。
それにしても、改めて比べられると、アルバート・プホルスの2001年新人での130打点は、異次元だ。
前半戦が終わった時点では、想像もできなかったポストシーズン進出。実現すれば、まさに、「ミラクルメッツ」。ファンでなくとも期待する。
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