ウィリー・アダメス
ヒューストンラウンドを2連敗し、セントピーターズバーグに戻ってきた前日の試合で、チャーリー・モートンが好投し、見事、難敵ザック・グレインキーを打ち崩したレイズは、
このシリーズの第1戦で、7回1安打、8奪三振、無失点と手も足も出なかったジャスティン・バーランダーに挑む。
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本拠地トロピカーナ・フィールドでの第4戦。
レイズは、得意のブルペンデーを採用。ディエゴ・カスティーヨから始まり6投手による継投でアストロズ打線を1点に抑えた。最後は昨季21勝、サイ・ヤング賞に輝いたブレイク・スネルが初めてリリーフとして登板し、打者2人を抑えてセーブをマークした。
カスティーヨの高速シンカーがこれだ。
This. Was. 99. MPH.
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打線は、自ら進言して中3日でマウンドに上がったバーランダーの立ち上がりを攻めた。
今季レイズの最低空弾となるトミー・ファムのソロ本塁打、トラビス・ダーノウのタイムリー、ジョーイ・ウェンドルのタイムリー二塁打で一挙3点を先制。
4回裏にはウィリー・アダメスがソロ本塁打を放ってリードを4点に広げ、今季のサイ・ヤング候補バーランダーを引きずり降ろした。
守備でもビッグプレー。ヨルダン・アルバレスがセンターの頭を超える二塁打で、一塁からホームを狙った俊足ホセ・アルトゥーベを、ケビン・キアマイアー⇒アダメスの完璧な中継で封殺。
レイズ2番手のライアン・ヤーブローが2回無失点の好投で勝利投手となり、クローザーを担った6番手のブレイク・スネルが初セーブ。
バーランダーは、2被弾など、3回 2/3を7安打4失点で負け投手となった。
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アストロズの得点は8回表にロビンソン・チリーノスが4番手のコリン・ポーシュから放ったソロ本塁打による1点のみだった。
最強の矛と盾。
ア・リーグNo.1のチーム打率.274を誇るアストロズ打線を、ア・リーグNo.1防御率3.65の投手陣が封じた。
ケビン・キャッシュ監督は、継投に迷いがない。先発の駒不足から生まれた新戦術オープナーやブルペンデーで激戦区ア・リーグ東部地区を突破し、鍛え上げられた救援陣は、如何なる状況にも対応できる。
いつの間にか、短期決戦のポストシーズンに強いチームになっていたのだろう。
対戦成績を2勝2敗のタイに戻したレイズは、再度ヒューストンへ向かう。
Our city. Our history.
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グレインキーに続き、バーランダーをも撃破。最強三本柱、最後に残ったゲリット・コールは最も攻略が難しい投手だが、このシリーズ第2戦では、118球を投げている。三振が多い分、球数が嵩む。ボールを見極め、ファールで粘り、少しでも多く投げさせ、降板を早められればと、期待が膨らむ。
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